Aug 14, 2023 news

【独占】ルイ・ヴィトンの広告も手掛けた衣装デザイナーによる“ダリの世界”を創り上げるためのこだわりとは 映画『ウェルカム トゥ ダリ』

A A
SHARE

20世紀で最も偉大な芸術家、サルバドール・ダリ。独特の口ひげと奇抜なスタイル、数々の尊大な名言で、現代におけるインフルエンサーのような存在として常に人々の注目を集めていたダリ。そんなダリがポップカルチャー全盛期を迎えた70年代のニューヨークで、ファッション、音楽、アートを時代の最先端に立って牽引していく姿を描いた映画『ウェルカム トゥ ダリ』の、華やかな衣装へのこだわりが明かされた。

70年代の世界観を最大限に表現するために重要な要素となる衣装を担当したのは、ハンナ・エドワーズ。カニエ・ウェストの「Glow in the Dark」ツアーや、デヴィッド・ボウイをフィーチャーしたルイ・ヴィトンのショートフィルムも手掛けた彼女は、広告・CM・ミュージックビデオ・映画と様々な分野で衣装デザイナーとして活動し、数々の世界的なアーティストや有名ブランドとタッグを組んでいる。

今回、独自のルックスを求めていたハロン監督は、エドワーズが手掛けたルイ・ヴィトンの広告映像をみて、彼女の想像力に惹かれ仕事を熱望。「すぐに会いたいと思った。それから衣装のイメージ案をもらったが、それが本当に美しかった」と、起用の決め手を明かした。

エドワーズは、「時代背景を深く知りたいと思い、ダリの文献を読みあさり、関連作品もたくさん観てイメージを明確にしていった。その上で登場人物をどう描くかを創り上げた」と、制作過程を振り返る。

ダリを取り巻く人々は、活動家や音楽家、詩人、美術商など明確な目的がある人達ばかりで、みな何かしらの魅力があった。そこで、なるべく真実味のあるルックスを確立させることに拘り、ダリが愛用していたというシャツブランド「Budd」で、ダリ演じるベン・キングズレーのために手製のシャツを、サヴィル・ロウを拠点にする「ANDERSON & SHEPPARD」ではピンストライプのスーツを仕立てた。

バルバラ・スコヴァが演じたダリの妻ガラは、70年代の時点ですでに70歳を超えており、写真を撮られることを嫌がった。そのため、残っていた文字資料を基に彼女のルックスを作り上げたことも明かしている。

そして華やかな衣装を彩るブランドの一つが、クリスタルのプレミアムブランド「SWAROVSKI」。そのスワロフスキーのクリスタルをふんだんに使用した衣装を身に着けているのが、ダリの宝石の1つとも言われているモデルのジネスタ(スキ・ウォーターハウス)。

惜しげもなくスワロフスキーを施したハットやドレスは、彼女自身の輝くような美しさが衣装と相まって見事に表現されている。ジネスタを演じたウォーターハウスは「色鮮やかな衣装やヘアメイクの全てが煌びやかで時代設定にとても忠実であり、どれも素晴らしかった」とコメント。それぞれのキャラクターにあわせた、こだわりの豪華な衣装も本作の見どころの一つとなっている。

映画『ウェルカム トゥ ダリ』は2023年9月1日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ウェルカム トゥ ダリ』

1985年、20世紀を代表する偉大な芸術家<サルバドール・ダリ>が火事で重傷を負ったニュースを見たジェームスは、彼と過ごした奇想天外な日々を思い出していた。1974年ニューヨーク。画廊で働き始めたジェームスは、憧れの芸術家のダリと対面。そこで見たのは圧倒的なカリスマ性を放つダリと、彼に負けないオーラに包まれた妻・ガラだった。2人に気に入られ、ダリのアシスタントを務めることになったジェームスは、奇想天外なダリ・ランドの住人となり有頂天。そしてジェームスは画廊をクビになった後もそばで働き続け、さらに不思議で危うい〈ダリ・ランド〉の世界へと足を踏み入れていく。

監督:メアリー・ハロン 

出演:ベン・キングズレー、バルバラ・スコヴァ、クリストファー・ブライニー、ルパート・グレイヴス、アレクサンダー・ベイヤー、アンドレア・ペジック、スキ・ウォーターハウス 、エズラ・ミラー

配給:キノフィルムズ   

© 2022 SIR REEL LIMITED

2023年9月1日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国公開

公式サイト dali-movie.jp