Feb 02, 2022 news

映画『シラノ』壮大なスケールで織りなす純愛物語の魅力を監督・キャストが語る特別映像が公開

A A
SHARE

1897年の初演以降、日本をはじめ世界各地で幾度となく上演され、映画化・ミュージカル化されている稀代の名作「シラノ・ド・ベルジュラック」。いつの時代も人々が共感し、感動の涙を誘い、愛され続けている不朽の物語を『プライドと偏見』(05)、『つぐない』(07)、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(17)のジョー・ライト監督が壮大なスケールで再構築し、豪華スタッフ&キャストと共に完成させたミュージカル映画『シラノ』。

この度、美しく華やかな本編映像とあわせて、キャスト陣のインタビューや撮影舞台裏が垣間見える特別映像が公開された。

「『シラノ・ド・ベルジュラック』は誰もが知っている三角関係の物語だ。それを全く新しい設定で再構築したかった」とジョー・ライト監督は明らかにしている。これまで舞台化や映画化では、エドモン・ロスタンの戯曲から“シラノの鼻が並外れて大きい”という特徴を常に受け継がれてきたが、エリカ・シュミットの翻案・演出した舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」の設定で引き継がれ、新たに再構築。そして、映像美を追求するためにすべてのシーンでロケ撮影され、これまでの作品にはない流動的なカメラワークを実現するなど、監督ならではのこだわりが詰まっている。

音楽はエリカ・シュミットの舞台版から引き続き、米国を代表するロック・バンドのザ・ナショナルが担当。本作では新たに書き下ろした楽曲も展開される。また、衣装にも現代風にアレンジを加え、まるでジャン=アントワーヌ・ヴァトーの絵画に描かれる人々がアレキサンダー・マックイーンを着ているかようなイメージで構成されている。

本映像では、この物語の主人公・シラノを演じたピーター・ディンクレイジ、シラノが想いを寄せるヒロイン・ロクサーヌを演じたヘイリー・ベネット、ロクサーヌが恋に落ちる青年・クリスチャンを演じたケルヴィン・ハリソン・Jr.の錚々たるキャスト陣の面々が、監督の作品に捧げる強い熱意をそれぞれ明かしているほか、本作の見どころについて語っている。最後、「本作を観終えて映画館を後にする頃には、愛や美に対する感覚が一新されるだろう」とジョー・ライト監督はコメントしている。

映画『シラノ』は2月25日(金)より全国公開。

作品情報
映画『シラノ』

物語の舞台は17世紀フランス。 剣の腕前だけでなく、優れた詩を書く才能をもつフランス軍きっての騎士シラノは、仲間たちからも絶大なる信頼を置かれていたが、自身の外見に自信が持てず、想いを寄せるロクサーヌに、心に秘めた気持ちをずっと告げることができない。そんな胸の内を知らないロクサーヌはシラノと同じ隊に配属された青年クリスチャンに惹かれ、こともあろうにシラノに恋の仲立ちをお願いする。複雑な気持ちを抱えながらも、愛する人の願いを叶えようとするシラノは、溢れる愛情を言葉で表現する才能がないクリスチャンに代わって、自身の想いを文字に込めて、ロクサーヌへのラブレターを書くことに。果たして、三人が求める純真な愛の行方は。

監督:ジョー・ライト

原作:エドモン・ロスタン

出演:ピーター・ディンクレイジ、ヘイリー・ベネット、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ベン・メンデルソーン

配給:東宝東和

© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.

2022年2月25日(金) 全国公開

公式サイト cyrano-movie.jp