Sep 24, 2021 news

第34回東京国際映画祭オープニング作品 映画『クライ・マッチョ』イーストウッド集大成にして新境地の予告映像が公開

A A
SHARE

俳優・監督・プロデューサーとして半世紀にわたって映画業界を牽引してきたクリント・イーストウッド。その監督デビュー50周年記念作品として、映画『クライ・マッチョ』の公開が発表された。

本作の企画が最初に持ち上がったのは、実に40年前。原作を読んだ映画製作者のアルバート・S・ルディは物語に魅了されイーストウッドに話を持ちかけたが、マイク役は時期尚早だと判断し、企画は頓挫した。しかし2019年、「期は熟した」と考えたイーストウッドがルディに連絡をとり、ついに映画化へと動き出すこととなった。脚本を練り直し執筆したのは、『グラン・トリノ』や『運び屋』の脚本も手がけたニック・シェンク。イーストウッド自身の個性を生かして更にキャラクターを仕上げ、苦労と挫折を味わいながら、約束に固い不言実行の男を書き上げた。ほかにも、編集にはジョエル・コックス(『グラン・トリノ』『アメリカン・スナイパー』)と、イーストウッド組が集結した本作は、まさにイーストウッドの集大成と言える作品になっている。

主人公は、かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ。その栄光はいまや過去のこと。落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々と一人で暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ。その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた。

今回解禁された予告映像は、二人が困難な道中のなかで少しずつ交流を深めていく様子が描かれている。「昔の俺はすごかった。だが今は違う」「男は皆マッチョに憧れる。強さを見せつけたくて」と少年に話すマイクの言葉は、まるでイーストウッド本人が現代社会に生きる私たちに向けて語りかけるメッセージのようにも感じられ、常に第一線で活躍し時代を生き抜いた男=イーストウッドがたどり着いた、「本当の強さ」とは何かという答えを、今を生きる全世代に温かく届ける物語であることがうかがえる。

本作は、2021年10月30日から実施される第34回東京国際映画祭のオープニング作品としても上映が決定している。

イーストウッド監督の数々の代表作を彷彿とさせる物語はまさに集大成、かつ、今までの作品とは異なる側面を持ち合わせた新境地ともいえる映画『クライ・マッチョ』は2022年1月14日(金)より全国公開。

作品情報
映画『クライ・マッチョ』

主人公は、かつて数々の賞を獲得し一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロ。その栄光はいまや過去のこと。落馬事故をきっかけに、家族も離散、競走馬の種付けで細々と一人で暮らしていた。だがある日、マイクは元雇用人から、メキシコにいる彼の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへ。その危険で壮大な道のりは、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けていた。

監督・主演・製作:クリント・イーストウッド

原作:N・リチャード・ナッシュ「CRY MACHO」

出演:クリント・イーストウッド、エドゥアルド・ミネット、ナタリア・トラヴェン、ドワイト・ヨアカム、フェルナンダ・ウレホラ

配給:ワーナー・ブラザース映画

© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved

2022年1月14日(金) 全国公開

公式サイト crymacho-movie.jp