May 02, 2024 news

国家を動かした衝撃の告発 フランスを震撼させたベストセラー・ノンフィクションを完全映画化 映画『コンセント/同意』

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フランス中を震撼させたベストセラー・ノンフィクションを完全映画化した、映画『コンセント/同意』。この度、本作の予告映像と日本版ビジュアルが公開された。

2020年1月、1冊の本が出版されフランス中が騒然となった。「同意」と題されたその著書は、芸術文化勲章まで受賞した有名作家ガブリエル・マツネフと14歳で性的関係を持っていた女性ヴァネッサ・スプリンゴラからの、いわば告発だった。そこに記されていたのは、マツネフが彼女を含む多数の少女たちとの関係を作品の題材として利用した小児性愛者にも関わらず、その歪んだ行為さえ文学として消費され礼賛すらされてきたという驚くべき実態。

その反響は凄まじく、マツネフの著書を出版してきた老舗のガリマール社を始め多くの出版社が彼の書籍の販売を中止、国からマツネフへ支払われていた文学者手当も打ち切りが決定されるなど、文字通り国中を揺るがす事態に発展した。

3月に行われた横浜フランス映画祭2024で大きな反響を呼んだ本作は、その実際の事件を基に、当時14歳の少女と、小児性愛者として知られた50歳の有名作家のいびつな関係が描かれる。

映画『コンセント/同意』は、2024年8月2日(金)より全国ロードショー。

作品情報
映画『コンセント/同意』

文学を愛する13歳の少女ヴァネッサは、50歳の有名作家ガブリエル・マツネフと出会う。彼は自身の小児性愛嗜好を隠すことなくスキャンダラスな文学作品に仕立て上げ、既存の道徳や倫理への反逆者として時代の寵児となった著名人だった。やがて14歳になったヴァネッサは彼と“同意”のうえで性的関係を結び、そのいびつな関係にのめり込んでゆく。それが彼女の人生に長く暗い影を落とす、忌むべきものになるとも知らず‥‥。

監督・脚本:ヴァネッサ・フィロ

脚本協力・原作:ヴァネッサ・スプリンゴラ(「同意」内山奈緒美:訳/中央公論新社刊)

出演:キム・イジュラン、ジャン=ポール・ルーヴ、レティシア・カスタ、エロディ・ブシェーズ

配給:クロックワークス

© 2023 MOANA FILMS – WINDY PRODUCTION – PANACHE PRODUCTIONS – LA COMPAGNIE CINEMATOGRAPHIQUE – FRANCE 2 CINEMA – LES FILMS DU MONSIEUR

2024年8月2日(金) シネマート新宿ほか全国ロードショー

公式サイト klockworx.com/movies/consent