クマがコカインを食べてしまい森で大暴れするワイルド・パニック・アドベンチャー、映画『コカイン・ベア』。全米でバズりまくった本作の製作には、天才クリエイターコンビ、フィル・ロード&クリストファー・ミラーも名を連ねる。この度、そんな天才コンビが本作への想いを語った。
第91回アカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞した前作に続き、大ヒットを記録している『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』をはじめ数々のヒット作を手掛けてきた天才クリエイターコンビ、フィル・ロード&クリストファー・ミラー。いまや彼らがプロデューサーに名を連ねているということで作品に期待する映画ファンも少なくない。
本作について、フィル・ロードは「いつも私たちが言っていることだが、自分たちが取り組んでいる映画は悪ふざけだと思う。それで究極の悪ふざけは『コカイン・ベア』というタイトルの本当にいい映画を作ることだと考えた」、クリストファー・ミラーは「この映画の凄いところは、クマが人々を襲うシーンがたくさんあるのに、とても優しい心が感じられる点だ」と語る。
この“究極の悪ふざけ”を実践するために、2人が求めたのは残酷な動物の暴力をエンターテインメントに落とし込みつつ、絶妙な調和を図ることのできる監督だったという。そこで白羽の矢が立ったのが、『ピッチ・パーフェクト2』(2015)、『チャーリーズ・エンジェル』(2019)のエリザベス・バンクス。
俳優としてもロードとミラーの『LEGO®ムービー』シリーズのほか、あらゆるジャンルの映画に出演してきた彼女についてミラーは「私たちの古い友人で、あっという間に意思が通じる。この業界のあらゆる側面を知っている。映画について、本当に賢い考え方をしている。だから彼女は真の原動力になる」と信頼を寄せる。
一方、監督を任されたバンクスも「私たちはお互いのことを知っていて、ユーモアのセンスも分かってる」と2人との仕事に興奮し、監督とプロデュースを引き受けた。「私たちは脚本を見る目が同じだから、トーンやジョークについて同じ考えにならないという心配は無用だと分かってた。彼らのセンスは完璧なの」と語る。旧知の中で才能を認め合う者同士の強力タッグが実現し、全米のハートを鷲掴みにした“コカイン・ベア”が誕生した。
さらに、『猿の惑星: 新世紀』のケリー・ラッセル、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のオシェア・ジャクソン・Jr、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のオールデン・エアエンライク、2022年に惜しくも亡くなった『グッドフェローズ』のレイ・リオッタら実力派俳優たちが、コカイン・ベアに翻弄される人々を軽快に演じる。
映画『コカイン・ベア』は、2023年9月29日(金)より全国公開。
1985年、アメリカで墜落した麻薬輸送機に積まれていたコカインをクマが食べてしまうという事件が発生。コカイン・ベアは看板をぶち破って爆走したり、猛スピードで木を駆け上ったり、走る救急車に向かって大ジャンプしたりと森の中を駆け回って大暴れ!果たして前代未聞のコカイン・ベアが次々と巻き起こす騒動から、人々は無事に逃げ延びることができるのか!?
監督:エリザベス・バンクス
製作:フィル・ロード、クリス・ミラー、エリザベス・バンクス、マックス・ハンデルマン、ブライアン・ダッフィールド、アディチャ・スード
出演:ケリー・ラッセル、オシェア・ジャクソン・Jr、オールデン・エアエンライク、イザイア・ウィットロック・Jr、クリストファー・ヒヴュ、マーゴ・マーティンデイル、レイ・リオッタ
配給:パルコ
©2022 UNIVERSAL STUDIOS
2023年9月29日(金) TOHOシネマズ 日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開
公式サイト cocainebear