2025年12月19日、映画ファンにとっては“ミニシアター発祥の地”である神保町・お茶の水エリアに新しいミニシアター、シネマリスが誕生する。そのオープンを前に、映画監督・田野隆太郎による映画館のメイキング映像が公開された。
シネマリスは「小さくても善いものを」理念に、小さいながらも2スクリーンを備えたミニシアター。シアター1はロードショー及び特集上映を、シアター2ではサブスク制が採用され、年会費/月会費を祓うと見放題(年50本程度)となる。また2025年6月~8月は、開業に先駆けてクラウドファンディングを行い、新規のミニシアターとしては異例ともいえる設定目標額の293%を達成しており、映画ファンの期待度の大きさを伺わせる。


同館のオープニング作品は、ロードショーとして、タン・チュイムイ監督『私は何度も私になる』、パトリシア・グスマン監督『最初の年』『チリの闘い』、田野隆太郎監督『ジュンについて』の4作品。サブスク上映作品は、ビクトル・エリセ監督『ミツバチのささやき』『瞳をとじて』。さらに特集上映として、今なお愛されるレスリー・チャンの人気作からレア作までの10本に、彼の楽曲が印象的に使用された『鯨が消えた入り江』を加えた、レスリー・チャン特集が予定されている。




このたび公開されたメイキング映像は、同館の開業記念ロードショー作品のひとつ『ジュンについて』の監督でもある、田野隆太郎が手掛けたもの。何もない空間から職人の手により劇場が形を表す貴重な瞬間を捉えており、シネマリスの開館に向けて期待が高まる映像となっている。
シネマリスは、2025年12月19日(金)オープン。
劇場情報

CineMalice(シネマリス)