【コメント】
▼深川麻衣
今回京都を舞台に、「本音」と「建前」に翻弄される女性、まどかを演じました。強烈な個性を持つ登場人物の皆さんと、初めてご一緒できた冨永監督の、何が飛び出すか分からない玉手箱のような演出に心が踊る撮影の日々でした。結末はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか、見る方によって感想が分かれると思いますが、奇想天外でじわじわとクセになるお話です。何より京都の方にも楽しんでいただけたら嬉しいです。
▼室井滋
京都の中の本物と偽物が区別がつき辛い時代に突入!インバウンドで大盛り上がりの街なかで、ロケ中にも、京都のリアルな違和感を覚えました。冨永監督のそれらを見逃さない視線がとても面白かったです。――因みに、本当に偶然なのですが、劇中に登場する老舗扇子店は20年来大ファンのお店で、お中元の品々を買い続けております。京都の御縁に呼ばれたみたいで、それも含めて驚きの連続でした。
▼冨永昌敬(監督)
『ぶぶ漬けどうどす』の公開のお知らせを嬉しく思います。おととし紅葉まっさかりの京都で撮影した本作は、商家の嫁と姑を演じた深川麻衣さんと室井滋さんを中心とした愉快なホームドラマでありつつ、ひとくちに説明しにくいテーマを持った映画でもあります。6月の公開に向けて、この映画の狙いを少しずつ紹介していきたいと思っています。よろしくお願いします。
▼アサダアツシ(企画・脚本)
企画立案から公開まで7年かかりましたがようやく皆さまにご覧いただけることになりとても嬉しいです。これは京都を愛してしまった澁澤まどかという女性の<ラブストーリー>です。まどかは京都に認められたいと献身的に尽くしますが、相手は一筋縄ではいきません。まどかは京都に振り回されて打ちのめされますが、それでもめげずに京都への愛を強めていきます。まどかの思いは果たして京都に届くのか?奇想天外なストーリーと予測不可能な結末が待っています。ぜひ劇場で見届けて下さい。
映画『ぶぶ漬けどうどす』は、2025年6月6日(金)より公開。
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京都の老舗扇子店の長男と結婚し、東京からやってきたフリーライターのまどかは、数百年の歴史を誇る老舗の暮らしぶりをコミックエッセイにしようと、義実家や街の女将さんたちの取材を始める。しかし、「本音と建前」の文化を知らず、女将さんたちを怒らせてしまう。猛省したまどかは、京都の正しき伝道師になるべく努力するが、事態は街中を巻き込んで思わぬ方向に‥‥。
監督:冨永昌敬
出演:深川麻衣、小野寺ずる、片岡礼子、大友律、若葉竜也、山下知子、森レイ子、幸野紘子、守屋えみ、尾本貴史、遠藤隆太、松尾貴史、豊原功補、室井滋
配給:東京テアトル
©2025「ぶぶ漬けどうどす」製作委員会
2025年6月6日(金) テアトル新宿ほか公開
公式サイト bubuduke