Mar 10, 2026 news

ベルリン国際映画祭で受賞 植物と対話する少年の現実と幻想の物語 中国映画『ボタニスト 植物を愛する少年』

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第75回ベルリン国際映画祭ジェネレーションKplus部門国際審査員グランプリ受賞をはじめ、世界13の国際映画祭で公式上映され計12の賞を受賞した中国映画『ボタニスト 植物を愛する少年』が、2026年5月15日(金)より全国公開される。

本作の舞台は中国・新疆(しんきよう)の静かな村。植物を愛し、自然と語り合う日々を送る少年アルシンは、周囲から「植物学者(ボタニスト)」と呼ばれていた。失踪した叔父の気配や言葉を話す馬など夢のような出来事に導かれながら、村の雑貨店を手伝う漢民族の少女メイユーとの出会いをきっかけに、彼の世界は少しずつ揺らぎ始める。自然、記憶、そして初恋――現実と幻想がゆるやかに溶け合う中で、少年の成長を静かに見つめる詩的な物語。

監督を務めたのは、本作が長編デビューとなるジン・イー(1994年、新疆ウイグル自治区生まれ)。自身の幼少期の記憶を出発点に、マジカルリアリズムを織り交ぜた独自の映像世界を構築した。映画とは縁遠い環境で育った彼は、高校時代に友人から借りたハードディスクに収められていた映画群 ― チャン・イーモウ、チェン・カイコー、ウォン・カーウァイ、ジョニー・トーら中国映画の巨匠に加え、アッバス・キアロスタミ、テレンス・マリック、サタジット・レイ、エミール・クストリッツァらの作品に触れ、「映画は物語だけでなく時間や記憶、感覚の層を表現できるもの」という認識を得たという。本作でも、新人監督とは思えない圧倒的な映像表現が際立っている。

俳優陣には演技経験のない素人を起用。失踪した叔父から“ボタニスト”と呼ばれるほど植物を愛する少年アンスルを演じたイェスル・ジャセレは、「演技ではなく存在そのもの」と評され、北京国際映画祭にて最優秀男優賞を受賞した。

このたび公開された予告映像は、ジン・イー監督のメンターとして制作に参加したビー・ガン監督のメッセージから始まり、現実とも幻想ともつかない静謐で美しいイメージが次々映し出される。植物を愛し静かに生きてきた少年アルシンはある日、漢族の美しい少女メイユーと出会う。その出会いは彼に何をもたらすのか? 雄大な自然の中で、少年期の感受性と淡い初恋の気配を詩情豊かに捉えた映像となっている。

映画『ボタニスト 植物を愛する少年』は、2026年5月15日(金)より全国順次公開。

作品情報
映画『ボタニスト 植物を愛する少年』

中国・新疆の静かな村で、植物を愛し、自然と語り合う日々を送る少年アルシンは、周囲から「植物学者(ボタニスト)」と呼ばれていた。失踪した叔父の気配や言葉を話す馬など夢のような出来事に導かれながら、村の雑貨店を手伝う漢民族の少女メイユーとの出会いをきっかけに、彼の世界は少しずつ揺らぎ始める。自然、記憶、そして初恋――現実と幻想がゆるやかに溶け合う中で、少年の成長を静かに見つめる詩的な物語。

監督・脚本・編集: ジン・イー

出演 : イェスル・ジャセレフ、レン・ズーハン

配給 : リアリーライクフィルムズ

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2026年5月15日(金) 全国順次公開

公式サイト botanist