第79回ヴェネツィア国際映画祭で〈監督賞〉〈新人俳優賞〉の2冠に輝いた、映画『ボーンズ アンド オール』。『君の名前で僕を呼んで』(17)に続きティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグを組んだ本作は、アカデミー賞の前哨戦に数えられるインディペンデント・スピリット賞やゴッサム賞でも複数の部門にノミネートされている。
この度、ホラーの枠を超えて“純愛”を描く本作の魅力に言及した特別映像《純愛ホラー編》が公開された。
特別映像では、ルカ・グァダニーノ監督が「『ボーンズ アンド オール』は愛の不可能性を描く映画だ。居場所を探すことも描く」と語り、社会の片隅で生きる2人の出会いの場面がインサートされる。
リー役のティモシー・シャラメは「よそ者であるふたりに共感できると思う。マレンは世間知らずで、自分とは何かを模索している」と、“人喰い”という宿命を背負った2人が惹かれ合い居場所をさがし続ける姿が孤独感を抱える現代の若者の心にも響くはずだと語り、マレン役のテイラー・ラッセルは「嫌な面も含めてその人のすべてを知って、ありのままを愛すことは、稀だと思う」と2人のピュアな愛について語っている。
映像の最後、リーは凶暴な表情で人に襲いかかり、マレンに対して「食い尽くしてやった。気分最高だった」呟く。ティモシーの衝撃的な姿も必見だ。
映画『ボーンズ アンド オール』は、2月17日(金)より全国公開。
生まれつき、人を喰べてしまう衝動をもった18歳のマレンは初めて、同じ秘密を抱えるリーという若者と出会う。人を喰べることに葛藤を抱えるマレンとリーは次第に惹かれ合うが、同族は喰わないと語る謎の男の存在が、2人を危険な逃避行へと加速させていく。
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ、テイラー・ラッセル、マーク・ライランス
配給:ワーナー・ブラザース映画
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2023年2月17日(金) 全国公開
公式サイト Bonesandall.jp