第79回ヴェネツィア国際映画祭で〈監督賞〉〈新人俳優賞〉の2冠に輝いた、映画『ボーンズ アンド オール』。作品賞/主演男優賞をはじめアカデミー賞4部門にノミネートされ、脚色賞に輝いた『君の名前で僕を呼んで』(17)に続きティモシー・シャラメとルカ・グァダニーノ監督が再タッグを組んだ本作は、ヴェネツィア国際映画祭で初披露されるやその衝撃の描写に「誰も見たことがない純愛ホラーの誕生」(The Hollywood Reporter)「贅沢でとんでもない映画」(THE GUARDIAN)と絶賛と驚愕のレビューが続出した、禁断の純愛ホラー。
この度、生まれながらにして“人喰い”という宿命を背負うヒロイン、マレンにフォーカスした特別映像《人喰いマレン編》が公開された。
特別映像は、本能の赴くままに同級生に噛みついてしまったマレンがカセットテープの父の声を聴くシーンで始まる。「もう助けられない。お前のせいじゃない。生まれつきだ」と父に見放された彼女は、孤独な旅に出る。
「こんな脚本は読んだことがなかった」というテイラー・ラッセルは、「マレンはとてもユニーク。彼女は人と繋がりたいけど、うまくいかない」と語り、初のアメリカでの撮影に臨んだグァダニーノ監督は、「マレンは18歳くらいの女性だ。10代真っ只中だけど、失ったものに対して強い気持ちがある」と分析している。
自分探しの旅を続けるマレンは、その途中で、自分と同じ宿命を背負う青年リーと出会う。リーを演じるのは、今作で映画プロデュースに初挑戦したティモシー・シャラメだ。
『君の名前で僕を呼んで』でアカデミー主演男優賞にノミネートされたティモシーは、「テイラーとの共演はとても楽しかった。彼女はとてもオープンで、撮影では新しいことに挑戦していた」と彼女との共演を絶賛。また、謎の“人喰い”サリーを演じた、アカデミー助演男優賞の受賞歴もある名優マーク・ライランスは、「リアルな演技ができる俳優だ。カメラを通して、彼女の考えていることがわかる」と褒め称えている。
映像の最後でテイラーは、「本能に従って演技をすると、不思議な境地にたどり着くことが多い。何かに逆らった演技ではないので、良いことだと思う。人生の不思議さにただ身を委ねている感じ」だったと、女優としての新たな領域に進化できたと結んでいる。
映画『ボーンズ アンド オール』は、2月17日(金)より全国公開。
生まれつき、人を喰べてしまう衝動をもった18歳のマレンは初めて、同じ秘密を抱えるリーという若者と出会う。人を喰べることに葛藤を抱えるマレンとリーは次第に惹かれ合うが、同族は喰わないと語る謎の男の存在が、2人を危険な逃避行へと加速させていく。
監督:ルカ・グァダニーノ
出演:ティモシー・シャラメ、テイラー・ラッセル、マーク・ライランス
配給:ワーナー・ブラザース映画
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2023年2月17日(金) 全国公開
公式サイト Bonesandall.jp