May 01, 2023 news

「愛することを恐れないで」モロッコ、海沿いの⼩さな仕⽴て屋で紡がれる美しい愛の物語 映画『青いカフタンの仕立て屋』

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2022年にカンヌ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞受賞をした『青いカフタンの仕立て屋』の予告映像が公開された。

日本でも大ヒットを記録した『モロッコ、彼女たちの朝』(2019)のマリヤム・トゥザニ監督が最新作で描いたのは、伝統衣装カフタンの仕立屋を営むある夫婦。母から娘へと受け継がれる大切なドレスを、ミシンを使わずすべて手仕事で仕上げる職人の夫ハリムは、伝統を守る仕事を愛しながら、自分自身は伝統からはじかれた存在と苦悩する。夫を誰よりも理解し支えてきた妻ミナは、病に侵され余命わずか。そこに若い職人のユーセフが現れ、3人は青いカフタン作りを通じて絆を深めていく。刻一刻とミナの最期の時が迫るなか、夫婦はある決断をする‥‥。

人を愛し自分らしく生きることを描いたこの美しい愛の物語は、世界中を涙で包み込み、2022年カンヌ国際映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞。さらに、米アカデミー賞のモロッコ代表として国際長編映画賞のショートリストにも選出され、高い評価を受けた。主演は『灼熱の魂』『モロッコ、彼女たちの朝』のルブナ・アザバル。

前作『モロッコ、彼女たちの朝』のリサーチ中にサレで出会った美容師の男性からインスピレーションを受けたというトゥザニ監督は本作のテーマについて「男性であれ女性であれ、自分がありのままで、自分が愛したいと思う人を愛する自由についての映画です。そして何より、愛についての映画です。愛にはすべてが含まれています。」と語る。

映画『青いカフタンの仕立て屋』は2023年6月16日(金)より全国公開。

作品情報
映画『青いカフタンの仕立て屋』

モロッコ、海沿いの街、サレ。旧市街の路地裏で、とハリムの夫婦は母から娘へと世代を超えて受け継がれる、カフタンドレスの仕立て屋を営んでいる。伝統を守る仕事を愛しながら、自分自身は伝統からはじかれた存在と苦悩するハリム。そんな夫を誰よりも理解し支えてきたミナは、病に侵され余命わずかである。そこにユーセフという若い職人が現れ、誰にも言えない孤独を抱えていた3人は、青いカフタン作りを通じて絆を深めていく。そして刻一刻とミナの最期の時が迫るなか、夫婦は“ある決断”をする

監督・脚本:マリヤム・トゥザニ

出演:ルブナ・アザバル、サーレフ・バクリ、アイユーブ・ミシウィ

配給:ロングライド

© Les Films du Nouveau Monde – Ali n’ Productions – Velvet Films – Snowglobe

2023年6月16日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開 

公式サイト bluecaftan/