Aug 10, 2022 news

ドキュメンタリー映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』 老境を迎えてもなお創作の手をゆるめない天才クリエイターのレコーディング映像公開

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元ビーチ・ボーイズのブライアンに密着した初ドキュメンタリー映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』が、
8月12日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国公開される。この度、今なお創作の手を緩めない稀代の天才ブライアン・ウィルソンの貴重なレコーディング映像が公開された。

「サーフィン・U.S.A.」「グッド・ヴァイブレーション」「神のみぞ知る」、そして名盤「ペット・サウンズ」「スマイル」。他の追随を許さない、聴く者の心を撃ち抜く歌唱と旋律の美しさ。音楽の神に愛されたビーチ・ボーイズの創設メンバー、ブライアン・ウィルソン。

その輝かしすぎる栄光の日々の半面、稀代の天才ソングライターが抱えていた、哀しくも壮絶な真実。人生の喜びと悲しみを振り返り、秘められた想いが今、天才自身の言葉によってつむがれる。

この度、公開された本編映像では、現在のブライアンがユナイテッド・レコーディングで”カントリー音楽の父”、”ブルーヨーデラー”、”歌うブレーキ係”など数々の異名をとるジミー・ロジャーズの1957年「Honeycomb」を、仲間とともにセッションし、レコーディングする様子が切り取られる。

「Honeycomb」は、ボブ・メリルが1954年に書いた曲で、ジミー・ロジャーズのカヴァー・ヴァージョンが全米チャートで第1位を記録。ビーチ・ボーイズでは、1974年のアルバム「15 ビッグ・ワンズ」の時期に同曲をレコーディングしたもののリリースには至らず、ブライアンは2015年のソロ・ツアーなどで演奏していた。

レコーディング・スタジオに到着したブライアンは、いつも一緒のバンド・メンバーに会うにもかかわらず緊張してしまうシーンから映像は始まる。

レコーディングのアイディアについて説明しながら、 自らピアノを演奏したりと、稀代の天才と呼ばれたその才能は枯渇することを知らない。ワンダーミンツのダリアン・サハナジャや、「ペット・サウンズ」50周年アニバーサリー・ツアーにて音楽監督を務めたポール・マーテンズ。そして2019年に亡くなってしまったニッキー・ワンダーことニック・ワルスコら、バンド・メンバーと精力的に演奏する姿が描かれる。

本編には、カール・ウィルソン&ジャック・ライリー作「ロング・プロミスト・ロード」をはじめとする、かつてビーチ・ボーイズ名義でリリースされた楽曲を映画用に新録したヴァージョンや、この映画のためにジム・ジェームス(マイ・モーニング・ジャケット) とブライアンの共作による新曲「Right Where I Belong」も用意されている。

精神疾患から逃れ切れていないものの、ビーチ・ボーイズのデビュー時のように、ほとんどやったこともないサーフィンの曲を無理に書くことなく、身の丈に合ったペー スと創造性の中で新たな充足の日々を満喫しているブライアン。

再出発の日差しの中で人生の喜びと悲しみを振り返る本作は、いよいよ今週末より全国公開される。

作品情報
ドキュメンタリー映画『ブライアン・ウィルソン/約束の旅路』

「サーフィン・U.S.A.」「グッド・バイブレーション」「神のみぞ知る」、そして名盤『ペット・サウンズ』『スマイル』。他の追随を許さない、聴く者の心を撃ち抜く歌唱と旋律の美しさ。音楽の神に愛された「ビーチ・ボーイズ」の創設メンバー、ブライアン・ウィルソン。その輝かしすぎる栄光の日々の半面、稀代の天才ソングライターが抱えていた、哀しくも壮絶な真実。人生の喜びと悲しみを振り返り、秘められた想いが今、「天才」自身の言葉によってつむがれる。

監督:ブレント・ウィルソン

出演:ブライアン・ウィルソン、ジェイソン・ファイン、ブルース・スプリングスティーン、エルトン・ジョン、ニック・ジョナス、リンダ・ペリー、ドン・ウォズ、ジェイコブ・ディラン、テイラー・ホーキンス、グスターボ・ドゥダメル、アル・ジャーディン、ジム・ジェームス、ボブ・ゴーディオ

配給:パルコ ユニバーサル映画

©2021TEXAS PET SOUNDS PRODUCTIONS, LLC

2022年8月12日(金) TOHOシネマズシャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほかにて全国公開

公式サイト universalpictures.jp/micro/brian-wilson