Jun 21, 2024 news

『ミッドナイトスワン』で注目を集めた服部樹咲が長編映画初主演 映画『BISHU 〜世界でいちばん優しい服〜』

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『ミッドナイトスワン』で一躍注目を集めた服部樹咲の長編映画初主演作『BISHU 〜世界でいちばん優しい服〜』が公開される。

愛知県一宮市のある尾州地域は、世界三大毛織物(ウール)の産地として世界的に注目されながら、昨今、様々な問題や課題に悩む工場や企業が少なくない。本作は、そんな尾州の背景をもとに、諦めずに挑戦し家族を支えたいと願う娘と、工場の閉鎖を余儀なくされる父親の、葛藤と希望を描くオリジナルストーリー。

13歳の時に出演した映画『ミッドナイトスワン』で演技未経験ながら類い稀な存在感で一躍注目を集めた服部樹咲が、今年18歳を迎え、本作で長編映画初主演を飾る。服部は、発達障害と向き合いながらも自らデザインした服を作り家族のために役に立ちたいと挑戦する、純粋で豊かな感性を持つ高校生・史織を演じる。

史織の姉で、東京でファッションデザイナーとして自身のブランドを展開するも行き詰まり地元に戻ってくる布美を演じるのは、岡崎紗絵。自身の人生が低迷している中で、妹・史織が「自分のデザインで服を作りたい」と言い出したことで、布美は日常生活にもサポートが必要な史織への心配、そして自分の挫折した経験から、史織を応援したい気持ちと背中を押してあげられない気持ちのあいだで葛藤する。

さらに、織物工場を営みながらも経営難に追い込まれ、他界した妻との約束を守ろうと娘たちとの暮らしを支え踏ん張る、姉妹の父親・康孝役には、吉田栄作が扮する。

プロデューサーの森谷雄は、日本アカデミー賞最優秀作品賞ほか数々の賞を総なめにした『ミッドナイトスワン』以来の服部樹咲とのタッグで、映画史に新たな1ページを刻む。

監督を務めるのは、東京藝術大学大学院の修了制作品『向こうの家』が、ええじゃないかとよはし映画祭初代グランプリを受賞した他、数々の賞で注目を集めた西川達郎。