齊藤工が企画・プロデュースする、竹林亮監督作品、映画『大きな家』。この度、本作の公開日が発表され、あわせて、予告映像と本ビジュアルが公開された。また、主題歌はハンバート ハンバートが担当する。
監督は、中学2年生1クラス全員に密着した青春リアリティ映画『14歳の栞』で注目を浴びた竹林亮。企画・プロデュースを担うのは、俳優としても第一線で活躍する齊藤工。きっかけは、齊藤が、約4年前にとある児童養護施設を訪れたこと。「貴方もまた、もう二度と来ない大人なんだね」とでも言わんばかりの子どもの目が忘れられなかった齊藤は、『14歳の栞』を観て、内容だけでなく、子ども達を第一に配慮したその上映方法や姿勢に感銘を受けたことから、旧知の仲である竹林に本企画を相談しプロジェクトをスタートさせた。
齊藤が個人的に施設に訪問を重ね、信頼関係を築いてきた施設に密着するという貴重な機会を得て、監督も撮影期間に入る前から何度も定期的に施設を訪問。子どもたちと交流を重ねていきながら、彼らの思いや葛藤、そして成長を大切に記録した。
この度公開された予告映像で映し出されるのは、児童養護施設で暮らす子どもたちの「一緒に暮らしている他人」「ここは家とは言わないもん」という言葉に反して、血の繋がりのない他の子どもや職員たちがまるで家族のようにともに日々を過ごす日常。離れて暮らす両親への想い。生活を身近で支える職員との関係性。学校の友だちとの距離感や、施設を出たあとの暮らし。毎日のなかで、子どもたちの葛藤や、成長していく姿、そして未来へと一歩踏み出していく姿が描かれる。
そんな本作の主題歌はハンバート ハンバートのオリジナル楽曲「トンネル」。映画にあわせてアレンジを加えた楽曲は2024年の冬にリリースされる予定となっている。
また、本ビジュアルのイラストを担当したのは、オーストラリア出身で東京を拠点に活動するイラストレーターのエイドリアン・ホーガン。温もりを感じるタッチと鮮やかな色彩で、映画のなかでの子どもたちの日常が描かれている。