第46回トロント国際映画祭で最高賞にあたる観客賞を受賞し、本年度アカデミー賞最有力候補として名乗りをあげたケネス・ブラナー監督の最新作、映画『ベルファスト』。ケネス・ブラナーが自身の幼少期を過ごしたベルファストを舞台に、9歳の少年バディの目線を通し、時代に翻弄され様変わりしていく故郷の厳しい現実と、家族とともにそこで過ごした愛と笑顔と興奮に満ちた日々を力強いモノクロ映像で描きだした人間ドラマで、ブラナーの自伝的作品。
日本時間2月8日(火)に行われた第94回アカデミー賞のノミネーション発表にて、作品賞、監督賞〈ケネス・ブラナー〉、脚本賞〈ケネス・ブラナー〉、助演男優賞〈キアラン・ハインズ〉、助演女優賞〈ジュディ・デンチ〉、主題歌賞〈DOWN TO JOY〉、録音賞の7部門ノミネートを獲得した。
ケネス・ブラナーは、これまでに5回アカデミー賞にノミネートされているが、今回で初のオスカーを手にするかに期待が高まる。また、助演女優賞にノミネートされたジュディ・デンチは今回で8回のノミネートとなり、『恋に落ちたシェイクスピア』での最優秀助演女優賞に続き、本作で2度目のオスカーを手にするかも注目。
本作は、第46回トロント国際映画祭にて最高賞にあたる観客賞を受賞、第79回ゴールデングローブ賞で脚本賞を受賞したほか、「これぞオスカーにふさわしい作品!」(ROLLING STONE)、「オスカー賞レースを新たな高みへと引き上げる作品」(VARIETY)、「熱狂!この映画を決して忘れることはできない」(THE HOLLYWOOD REPORTER)と、各誌から絶賛の声が続出し、賞レースを席巻中。
映画『ベルファスト』は、3月25日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国公開。
ベルファストで生まれ育ったバディは家族と友達に囲まれ、映画や音楽を楽しみ、充実した毎日を過ごす9歳の少年。笑顔にあふれ、たくさんの愛に包まれる日常は彼にとって完璧な世界だった。しかし、1969年8月15日、バディの穏やかな世界は突然の暴動により悪夢へと変わってしまう。プロテスタントの武装集団が、街のカトリック住民への攻撃を始めたのだ。住民すべてが顔なじみで、まるで一つの家族のようだったベルファストは、この日を境に分断されていく。
製作・監督・脚本:ケネス・ブラナー
出演:カトリーナ・バルフ、ジュディ・デンチ、ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ、ジュード・ヒル
配給:パルコ、ユニバーサル映画
© 2021 Focus Features, LLC.
2022年3月 TOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほかにて全国公開
公式サイト belfast-movie.com