Feb 07, 2022 news

実話を基にバングラデシュの労働闘争に立ち向かう女性を描く 映画『メイド・イン・バングラデシュ』予告映像が公開

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日本にも溢れる数多くのファストファッション。そのアパレルブランドを支えるバングラデシュの首都ダッカのおびただしい数の縫製工場の過酷な現場で働き、家族を養う女性たちが、環境を改善すべく立ち上がる姿を描くヒューマンドラマ、映画『メイド・イン・バングラデシュ』。

世界の繊維産業を支えるバングラデシュは、国内の縫製工場労働者の80%が女性で平均年齢は25歳。大手アパレルブランドの工場が集まるダッカの衣料品工場で働くシムは、厳しい労働環境にあえぐ同僚たちと労働組合を結成すべく立ち上がる。工場幹部からの脅し、夫や仲間の反対に遭いながら労働法を学び奮闘する。このたび、予告映像が公開された。

監督を務めたバングラデシュの気鋭ルバイヤット・ホセインは、バングラデシュ独立戦争下で敵兵と恋に落ちた女性を描いた“Meherjaan”(2011)、タゴールの詩を背景に葛藤する女性を描いた“Under Construction”(2015)が各国の映画祭で高く評価されており、本作は待望の日本初公開作となる。

3年以上のリサーチを経て、10代半ばからバングラデシュの労働闘争に関わってきたダリヤ・アクター・ドリの実話を元に完成させたヒューマンストーリー。マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『アンジェリカの微笑み』などで知られるサビーヌ・ランスランが撮影を担当し、陰影のある美しい映像と女性たちの生きる力が映し出される。第44回トロント国際映画祭、第39回イスタンブール映画祭などに正式出品され、第37回トリノ映画祭では〈Interfedi賞〉を受賞。

Hollywood Reporterが「GAPで10ドルほどで売られるTシャツ。その裏側にある労働力、汗、苦しみ。間違いなく世界が注目すべき作品」と綴る映画『メイド・イン・バングラデシュ』は、4月16日(土)より岩波ホールほか全国公開。

作品情報
映画『メイド・イン・バングラデシュ』

大手アパレルブランドの工場が集まるダッカ。 衣料品工場で働くシムは、厳しい労働環境にあえぐ同僚たちと労働組合を結成すべく立ち上がる。工場幹部からの脅し、夫や仲間の反対に遭いながら労働法を学び奮闘するが‥‥。

監督:ルバイヤット・ホセイン

出演:リキタ・ナンディニ・シム、ノベラ・ラフマン

配給:パンドラ

© 2019 – LES FILMS DE L’APRES MIDI – KHONA TALKIES– BEOFILM – MIDAS FILMES

2022年4月16日(土) 岩波ホールほか全国公開

公式サイト pan-dora.co.jp/bangladesh/