是枝裕和監督の最新作である『ベイビー・ブローカー』。
本作は、赤ちゃんポストをきっかけに出会った赤ん坊の母親、ベイビー・ブローカーの男たち、そして彼らを現行犯逮しようと静かに追いかける刑事。彼らが絡み合いながら繰り広げる一風変わった旅路を描く、衝撃と感動のヒューマンドラマである。
現在開幕中の第75回カンヌ国際映画祭【コンペティション部門】への正式出品決定でも話題を呼んでいる。
是枝監督作品がカンヌ国際映画祭【コンペティション部門】に選出されるのは、最高賞のパルムドールを受賞した2018年の『万引き家族』以来4年ぶり、6回目。
そんなカンヌ国際映画祭での公式上映を控えるなか、待望の本予告映像が公開された。
自らの手で育てられない赤ん坊を匿名で預けることができる赤ちゃんポスト。
主人公は、そこに預けられた赤ん坊を横流しし、マージンを稼ぐベイビー・ブローカーの男2人、サンヒョン(ソン・ガンホ)とドンス(カン・ドンウォン)。
彼らはある雨の夜、監視カメラの映像を消し、若い女ソヨン(イ・ジウン)が預けた赤ん坊をこっそりと連れ去るが、翌日思い直して戻ってきたソヨンに疑われ、なりゆきから一緒に養父母探しの旅に出る羽目に。
旅の途中で会う養父母候補からは、「かわいくない」と拒まれたり、値切られたり、買い手はなかなか見つからない。
そんな彼らの後を、現行犯逮捕を狙う2人の刑事(ペ・ドゥナとイ・ジュヨン)が密かに追いかける。
一人の赤ん坊を通して出会った彼らの思惑が交錯するなか、正義が揺らぐ。果たして何が正しく、誰が間違っているのか、正義とは一体なにか?
是枝監督の社会に切り込む鋭い視線と韓国映画界最高峰の才能がぶつかり合い、生み出された本編に期待が膨らむ予告に仕上がってる。
映画『ベイビー・ブローカー』は6月24日(金)より全国公開。
古びたクリーニング店を営みながらも借金に追われるサンヒョンと、赤ちゃんポストがある施設で働く児童養護施設出身のドンス。ある土砂降りの雨の晩、彼らは若い女ソヨンが、赤ちゃんポストに預けた赤ん坊をこっそりと連れ去る。彼らの裏稼業は、ベイビー・ブローカーだ。しかし、翌日思い直して戻ってきたソヨンが、赤ん坊が居ないことに気づき警察に通報しようとしたため、2人は仕方なく白状する。「赤ちゃんを大切に育ててくれる家族を見つけようとした」という言い訳にあきれるソヨンだが、成り行きから彼らと共に養父母探しの旅に出ることに。一方、彼らを検挙するためずっと尾行していた刑事スジンと後輩のイ刑事は、是が非でも現行犯で逮捕しようと、静かに後を追っていくが‥‥。
監督・脚本・編集:是枝裕和
出演:ソン・ガンホ 、カン・ドンウォン 、ペ・ドゥナ、イ・ジウン イ・ジュヨン
配給:ギャガ
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2022年6月24日(金) 全国公開
公式サイト babybroker