大反響を呼んだ映画『ゲット・アウト』(17)、『アス』(19)のプロデューサー、ショーン・マッキトリックが新たに放つパラドックス・スリラー映画『アンテベラム』。
本作は公私共に順風満帆の日々を送っていた主人公ヴェロニカが、突如として奈落の底に突き落とされていく様を描きながら、誰もが意表を突かれる仕掛けが用意されている。それは外界と隔絶した極限状況下に囚われているエデンという女性をめぐるアナザーストーリー。とある広大なプランテーションの綿花畑で重労働を強いられているエデンは、あらゆる自由を剥奪された奴隷の身だ。パラドックスな迷宮のごとき映像世界の果てに、あらゆる思考が吹っ飛ぶ衝撃の“真実”とは。
主演を務めたのは、共に全米賞レースを沸かせた『ムーンライト』(16)、『ドリーム』(16)で絶賛を博したジャネール・モネイ。グラミー賞候補の常連シンガーでもある実力派女優が、恐怖のパラドックスからの脱出を図るヴェロニカとエデンをひとりで演じ分けた。
この度公開された予告映像は、ジャネール・モネイ演じる主人公ヴェロニカがプライベートも仕事も充実した日々を過ごしていることが見て取れるシーンから始まるが、長い廊下の向こう側に一人佇む不気味な少女のカットから雰囲気は一変。「お前の自由は我々のものだ」というセリフと同時に何者かに襲われるヴェロニカ。次の瞬間、全く異なる舞台に映像は切り替わる。バイオレンスな描写やヴェロニカの日常の様子、意味深なカットなどがサブリミナル的に交錯し、謎が深まる仕上がりとなっている。
『ゲットアウト』との関連を思わせる、謎が深まる場面写真も予告映像にあわせて公開された。
映画『アンテベラム』は、11月5日(金)より全国公開。(TOHOシネマズ シャンテのみ11月7日(日)より公開)
博士号を持つ社会学者で人気作家でもあるヴェロニカは、優しい夫、愛くるしい幼い娘との幸せな家庭を築き上げていた。ある日、ニューオーリンズでの講演会に招かれた彼女は、力強いスピーチで拍手喝采を浴びる。しかし、友人たちとのディナーを楽しんだ直後、ヴェロニカの輝きに満ちた日常は突然崩壊し、究極の矛盾をはらんだ悪夢へと反転するのだった…。一方、アメリカ南部のプランテーションで囚われの身となり、過酷な労働を強いられているエデン。ある悲劇をきっかけに、奴隷仲間とともに脱走計画を実行するが・・・。
脚本・監督:ジェラルド・ブッシュ、クリストファー・レンツ
出演:ジャネール・モネイ、エリック・ラング、ジェナ・マローン、ジャック・ヒューストン、カーシー・クレモンズ、ガボレイ・シディベ
配給:キノフィルムズ
©2020 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
11月5日(金) 全国公開
(TOHOシネマズ シャンテのみ11月7日(日)より公開)
公式サイト antebellum-movie.jp