Jan 16, 2025 news

「アンジーみたいな役をずっとやりたかった」草笛光子最新主演作 映画『アンジーのBARで逢いましょう』25年4月公開

A A
SHARE

【コメント】

▼草笛光子
この映画は不思議な映画です。風が吹くように現れた得体の知れない女が出会った人の人生をそっと変えてしまいます。いつもは台本をいただくと「さて、どう演じようか」と悩むことが多い私ですが、この映画は珍しく肩に力が入らず、自然に柔らかく演じることができました。

そして、豪華な共演者の皆様がたくさん出てくださって感謝しています。寺尾聰さんは若い頃私の息子役をなさったご縁でプライベートでもずっと仲良くしていましたが、共演は何年ぶりでしょうか?久しぶりの共演はとてもうれしかったです。

ディーン・フジオカさんもかっこよく登場されるし、石田ひかりさんも面白い役どころで、どちらのシーンも楽しかったです。アンジーが映画の中で生き生きしていると感じていただければ嬉しいです。皆さまも是非アンジーに会いに映画館にいらしてください。

▼松本動(監督)
高齢の方が主人公というと、病気や死がテーマのことが多いですが、年を重ねた女性が元気にカッコよく痛快に活躍するような今までの邦画には無かったような映画にしようと決めていました。老若男女、誰もが憧れるような『アンジー』を誕生させ、映画という架空の世界で思いっ切り躍動させたい、そのためにも草笛さんには楽しく自由に演じてもらおう、そうすれば必ずや草笛光子演じる魅力溢れる『アンジー』の活躍に魅了される素敵な映画がきっと生まれ、観てくれた人達を元気にしてくれるだろう。という願いと想いを込めて制作を進めました。

草笛さんとご一緒した率直な感想は、とにかくその存在自体が絵になる、撮影の舞台にちょこんと座っているだけで何か物語が生まれるような俳優さんです。そして何と言っても本当に可愛らしい方です。「私ね、アンジーみたいな役を、ずっとやりたかったのよ!」と言って、悪戯っ子のような眼差しで可愛く微笑んで下さったことが、楽しんで演じてくれているんだと分かり、本当に嬉しかったです。そのチャーミングさで、いつも太陽のように撮影現場を明るくして下さり、クランクアップした後は、私だけでなくスタッフも草笛ロスになっていました。今回、草笛さんが主演の映画を監督させて頂く事が出来て、大変光栄に思っています。

映画『アンジーのBARで逢いましょう』は、2025年4月4日(金)より全国公開。

作品情報
映画『アンジーのBARで逢いましょう』

「風に吹かれた」と突然町にやってきたアンジーは、いわくつきの物件でBARを開き「人間まともなもん食わないとだめよ!」「本当に怖いのは人間だけだ」「過去に追いつかれると食い殺されちまうからね」「いくつになっても生きることは簡単じゃないの。面倒だし複雑だし汚いことだらけ」と、心に刺さる名言を厳しくも優しく投げかけながら、悩み多き町の人々をだんだんと変えていく。

監督:松本動(ゆるぐ)

出演:草笛光子、松田陽子、青木柚、六平直政、黒田大輔、宮崎吐夢、工藤丈輝、田中偉登、駿河メイ、村田秀亮(とろサーモン)、田中要次、沢田亜矢子、木村祐一、石田ひかり、ディーン・フジオカ、寺尾聰

配給: NAKACHIKA PICTURES

©2025「アンジーのBARで逢いましょう」製作委員会

2025年4月4日(金) 全国公開

公式サイト angienobar