第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で、最高賞となる金熊賞を受賞した日仏共同製作作品『ON THE ADAMANT』(英題)が、『アダマン号に乗って』という邦題での日本公開が決定し、特報映像とビジュアルが公開された。
第73回ベルリン国際映画祭にて、「人間的なものを映画的に、深いレベルで表現している」と賞賛された本作を手掛けたのは、世界的大ヒット作『ぼくの好きな先生』(02)で知られる現代ドキュメンタリーの名匠ニコラ・フィリベール監督。今回、この輝かしい受賞を受け、ニコラ監督の強い思いと国内外での大きな反響に応える形で、急遽、時期を早めて日本公開となった。
パリの中心地・セーヌ川に浮かぶ木造建築の船、ユニークなデイケアセンター<アダマン号>。精神疾患のある人々を迎え入れ、文化活動を通じて彼らの支えとなる時間と空間を提供し、社会と再びつながりを持てるようサポートをしている。患者もスタッフも区別なく、生き生きと魅力的なこの場所を「奇跡」だというニコラ監督が、ここにやってくる人たちに寄り添い、優しい眼差しで捉え続けた珠玉のドキュメンタリーとなっている。
映画『アダマン号に乗って』は、2023年4月28日(金)より全国公開。
パリの中心地・セーヌ川に浮かぶ木造建築の船。ユニークなデイケアセンター<アダマン号>。精神疾患のある人々を迎え入れ、文化活動を通じて彼らの支えとなる時間と空間を提供し、社会と再びつながりを持てるようサポートをしている。運営するのは、精神科医療の世界で起こる“質の低下”や“非人間化”の波にできる限り抵抗しようとするチームだ。患者もスタッフも区別なく、誰しもにとって生き生きと魅力的なこの場所を優しい眼差しで捉えたドキュメンタリー。
監督:ニコラ・フィリベール
配給:ロングライド
© TS Productions, France 3 Cinéma, Longride – 2022
2023年4月28日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて全国公開
公式サイト adaman