第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品を果たした、映画『アスファルト・シティ』。この度、本作のコラボ特別映像とアザーポスタービジュアルが公開された。


犯罪と暴力が蔓延るニューヨークの危険地帯を縦横無尽に駆け回る者たちがいる。出動命令を受けるや、命を救うために飛び出して行く救急救命隊員たち。彼らを待ち受けるのは、ギャングの抗争、ドラッグを巡る銃撃戦、オーバードーズ、DV、言語の通じない人々の争いなど、まさにこの世の“地獄”と呼ぶべき過酷な救急医療現場。その知られざる“リアル”に肉迫する、緊迫の没入型スリラーが誕生する。

腕利きのベテラン救急救命隊員の主人公ラットを演じるのは、『ミスティック・リバー』『ミルク』で2度アカデミー賞主演男優賞を受賞した、名優ショーン・ペン。ラットの相棒となるもう一人の主人公・新人隊員のクロスには、『X-MEN』シリーズ、『レディ・プレイヤー1』のタイ・シェリダン。主演の2人は製作総指揮も兼任し、撮影前に救急車に同乗して救急救命隊と行動を共にし、役作りを超越した体験を全身に叩き込んだ。




監督は、カンヌ国際映画祭の「ある視点部門」に出品された『ジョニー・マッド・ドッグ』や『暁に祈れ』など、バイオレンスをテーマに社会と人間のダークサイドに真正面から斬り込んできたジャン=ステファーヌ・ソヴェール。元救急救命隊員が書き上げた原作を基に“救急現場で闘う英雄たちに捧げる”ため、目を背けてはならない真実の物語が描き出される。

そんな本作より、長年ショーン・ペンの吹替声優を長年担当している山路和弘が歌い上げる「ピポピポ救急車」特別映像が公開された。本作と、「NHK教育テレビ Eテレ おかあさんといっしょ」で長らく歌い継がれる大人気の救急車応援ソング「ピポピポ救急車」、さらにはショーン・ペンの吹替声優を長年務め本作の日本版予告映像のナレーションを担当している山路和弘によるトリプルコラボが実現した。
▼山路和弘(俳優/声優) コメント全文
久しぶりに太い重金属が一本貫かれている様な、硬派な映画を観た。ショーン・ペン含め、このチームは何か最近の映画に「モノ申す」とでも言いたいのか?「お前達立ち帰れ」と。殉職より自殺者の方が多い、という「救命隊員に捧ぐ」という言葉が最後に重くのしかかる。それにしても俺この歌、歌っちまったけど大丈夫?皆んな怒ってない?!
映画『アスファルト・シティ』は、2025年6月27日(金)より全国公開。

混沌の街、ニューヨーク、ハーレム。大学の医学部入学を目指すクロスは勉学に励む一方で、新人救急救命隊員として働き始める。この界隈で最も腕が良いと評判のベテラン隊員ラットとバディを組み、アドレナリン全開で救急車に乗り込み、実地で厳しい指導を受けていた。しかし、多種多様な犯罪、薬物中毒、移民やホームレスの終わりなき問題に直面し、自分の無力さに打ちのめされ苦悩する。そんな中、自宅で早産した女性の要請に応えるが、新生児への処置が、クロスとラットの人生を大きく狂わせていく。
監督:ジャン=ステファーヌ・ソヴェール
原作:シャノン・バーク著「Black Flies」
出演:ショーン・ペン、タイ・シェリダン、キャサリン・ウォーターストン、マイケル・ピット、マイク・タイソン
配給:キノフィルムズ
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2025年6月27日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開
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