Oct 17, 2022 news

妻夫⽊聡「映画というもので世界はひとつになれる」 豪華キャスト&監督が釜⼭国際映画祭に登壇! 映画『ある男』

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平野啓⼀郎のベストセラー同名⼩説を、『蜜蜂と遠雷』の⽯川慶がメガホンをとり映画化した、映画『ある男』。主演の妻夫⽊聡をはじめ、安藤サクラ、窪⽥正孝、清野菜名、眞島秀和、⼩籔千豊、仲野太賀、真⽊よう⼦、柄本明ら⽇本を代表する豪華俳優陣が集結した珠⽟の感動ヒューマンミステリー。

今年9⽉に⾏われたヴェネチア国際映画祭では、5分に及ぶスタンディングオベーションで⼤反響となった本作が、この度 ふたたび海を渡り、第27回釜⼭国際映画祭のクロージング作品として上映された。

10⽉14⽇(⾦)、夜のクロージング上映に先⽴ち、釜⼭市内で韓国メディアに向けた記者会⾒が実施された。⽯川慶監督は「釜⼭(映画祭)は我々アジアのフィルムメーカーにとって夢のような場所。そのクロージングに選んでいただけて光栄」とコメント。 今回で映画祭への参加が3回⽬となる妻夫⽊は、「釜⼭の⼈たちはいつも温かく迎えてくれ、そして映画をとても愛していると肌で感じます」と印象を語った。

そして⼣刻、映画祭のメイン会場である映画の殿堂にて⾏われたクロージング上映。10⽇間に及ぶ釜⼭国際映画祭の締めくくりとして約5,000名の観客が集まり、妻夫⽊聡、安藤サクラ、窪⽥正孝、⽯川慶監督の4名がレッドカーペットに登場すると、会場は盛⼤な拍⼿に包まれた。

華やかなレッドカーペットに続き、クロージングセレモニー(閉幕式)が開始。各部⾨の表彰が続き会場が熱気に包まれる中、いよいよクロージング作品として本作が紹介され、キャストと監督が舞台上に登壇。妻夫⽊は、「こんにちは、妻夫⽊聡です。お会いできて嬉しいです。」と堂々と韓国語で挨拶をすると、会場からは⼤きな拍⼿と歓声が上がった。

クロージング作品に選ばれた気持ちを問われると、「⾔葉が通じなくても映画というもので世界はひとつになれるという素晴らしさを教えてくれたのが釜⼭(映画祭)でした。今回、『ある男』でまたここに来れたことをとても嬉しく思います。」と熱い⼼境を語った。

これから本編が上映される会場に向けて安藤は、「釜⼭のみなさんがどのように受け⽌めるのか、興味深く楽しみです。」と期待を述べると、窪⽥も「少しでも沢⼭の⼈に、皆さんの胸に、届いてくれたら嬉しいです」と語った。最後に監督が「本作は⽇本社会が 抱える問題を描いていますが、同時に世界にも共通するテーマだと思うので、映画を楽しんでいただきたい」と締めくくり、会場からは再び⼤きな拍⼿が沸き上がった。

映画『ある男』は、11月18日(金)より全国公開。

作品情報
映画『ある男』

弁護士の城戶は、かつての依頼者である里枝から亡くなった夫「大祐」の身元調査という奇妙な相談を受ける。里枝は離婚を経て、子供を連れて故郷に戻り、やがて出会う「大祐」と再婚。そして新たに生まれた子供と4人で幸せな 家庭を築いていたが、ある日「大祐」が不慮の事故で命を落としてしまう。悲しみに暮れるなか、 ⻑年疎遠になっていた大祐の兄・恭一が法要に訪れ、遺影を見ると「これ、大祐じゃないです」と衝撃の事実を告げる。愛したはずの夫「大祐」は、名前もわからないまったくの別人だったのだ‥‥。「ある男」の正体を追い“真実”に近づくにつれ、 いつしか城戶の中に別人として生きた男への複雑な思いが生まれていく。

監督・編集:石川慶

原作:平野啓一郎「ある男」(文藝春秋刊)

出演:妻夫木聡、安藤サクラ、窪田正孝、清野菜名、眞島秀和、小籔千豊、坂元愛登、山口美也子、きたろう、カトウシンスケ、河合優実、でんでん、仲野太賀、真木よう子、柄本 明

配給:松竹

© 2022「ある男」製作委員会

2022年11月18日(金) 全国公開

公式サイト a-man