3人が納得しないと進めない
ーー実は弊社が本作の予告映像を作らせて頂いていまして‥‥。
佐藤 今回のですか? ありがとうございます!完璧でした!最高の予告編でした。
ーー3人が、これ! って言ったものになったと伺いました。皆さんが、クリエイティブ面でも携わってらっしゃるそうですね。
佐藤 この作品って、誰もが知っている作品じゃないかもしれないけど、好きでいてくれている方はすごい熱量と愛情を持って支えてくださっているような作品なんですよね。本当に細かいところまで見てくれているというか。だから、スタッフの皆さんには大変な思いをさせてしまっているかもしれないんですけど。
お芝居だけじゃなくて、例えばポスタービジュアルとかも、やっぱり僕たちらしいものでやりたいから色々とアイディアを出させてもらったりして。そういうことの積み重ねですよね。
だから3人が3人とも気になるところは、「これが嫌だとかじゃなくて、こうしたらどうですかね?」って意見を言い合える関係性は、これからも続けていきたいです。
塚本 そうですね。
岡田 同じ意見ですよ。誰かが一人納得しなければやめる。じゃあどうしようかって考える。そういう現場です。
佐藤 強引にはやりたくないっていうね。
塚本 そう。「これどう思う? 」って言ってね。
岡田 「じゃあこの一番良い意見は何だろうね」って話し合いをする。絶対に誰かが嫌っていうものを強行はしない。
ーーそれはもう現場で撮影されている時に行われるんですか?
岡田 そうです。クリエイティブでテロップの入れ方にしても、「これは大きい方がいいと思う」「いや、俺はちっちゃい方がいいと思う」「じゃあ真ん中はどう? 」とか、そういうやり方で、みんな納得したから、それで行こうというやり方をしています。