Oct 21, 2022 interview

清原果耶インタビュー 『線は、僕を描く』の現場で感じた温かく柔らかい変化

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私の行動で何かが変わるなら

―― 清原さんは、劇中の千瑛のようにスランプに陥ったことは?

スランプではないですけど、どの現場に入っても、まず悩みます。役柄についてもそうですけど、“どうやってみなさんとコミュニケーションを取っていこうか?”とか、一旦考えて、よし!進むぞ!!みたいな時間を結構頻繁に取りますね。

―― 撮影現場には、どういう状態で入られるんですか?

第一に、監督の話をちゃんと聞いて、お芝居をする。まず、それが出来るように努めて、なにか宿題を持って帰る、という感じですかね。寝る前に台本を読んだりしたときに“どうしたらよかったんだろう?”といろいろ考えて、次の日、現場に行くということを繰り返しています。

―― 大変なスケジュールのなか、日々反省をして、次に活かそうとする姿勢がすごいですね。

でも、私の行動ひとつで何かがより良くなるんだったら、そうあってもいいのかなと。やっぱり作品は、みんなで作るものなので、みんなが楽しく気持ちよくいられるのが、一番いいじゃないですか。だから、そのために私が小さくても出来ることがあれば、それがいいなと思っています。

そう思うけど、出来ていないこともあるので、まずは、自分の芝居をちゃんと構築して提示できたらいいなと思いながら演じてます。諦めないことをがんばりたいです。

―― お芝居以外でみんなが楽しくなればいいなと思って、やっていることはありますか?

えっと‥‥あります(笑)。

―― 教えてください!

現場にチョコレートを持っていって配ります(笑)。このご時世なので、現場にお茶場がなかったりするんですよ。だから消毒用アルコールと一緒にお菓子を持っていくと、みんな、いただきま~すって食べてくれます。結構、お菓子乱用してます(笑)。

―― チョコでみんなの心を溶かしてるんですね。

そんなキザな感じじゃないですよ、みんな食べてーって言ってるだけなので(笑)。