Jul 01, 2018 interview

仲良し4人組座談会 『虹色デイズ』の魅力や撮影秘話、好きなマンガまでを語り尽くす!

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共感できる、憧れる、実写化されたら出演したい――それぞれが好きなマンガとは?

 

──ありがとうございました。最後に、「otoCoto」では皆さんに愛読する本や漫画をお伺いしています。高杉さんは『散歩する侵略者』でのご登場時に「ピアノの森」とお答えいただきましたが、他にお好きな作品はありますか?

高杉 ずっと大好きなのは、「ボールルームへようこそ」ですね。気合いを入れる時や、仕事の前に読んでいます。この主人公は、もともとは何もできないタイプなんですが、努力して成長していくんです。その姿を見ているとすごく共感できるし、読むだけで救われる気がするんですよね。

中川 俺は「GANTZ」かな。現実の中にSFが混じっているような作品が好きなんです。「もしかしたらあり得るかも…」と感じさせられるのがいいんですよね。

高杉 確かに、普通の男の子が主人公だもんね。

中川 そう!宇宙人が主人公だと共感できないけど、普通の男の子が主人公だと、より共感できるからね。

 

 

佐野 俺は「AKIRA」!ファッションや音楽、世界観などのカルチャーすべてが憧れの存在です。すごくカッコいいよね。

横浜 この流れで言いづらいんだけど…(笑)、俺は「元祖!浦安鉄筋家族」が大好き。

佐野 俺も大好き!めちゃくちゃ面白いよね!

横浜 うん。どのシリーズも、どんな時に読んでも楽しく読める。

佐野 だってアレで家が爆発するとか、天才でしょ!?それをマジメに書いている作者さんは尊敬に値する!

 

 

横浜 実写化されたら出演したい!

佐野 俺も出たい~!自分でお金払ってでも出たい(笑)!

横浜 その時は一緒にやろうね(笑)。

取材・文/吉田可奈
撮影/三橋優美子

 

プロフィール

 

佐野玲於(さの・れお)

1996年生まれ、東京都出身。GENERATIONS from EXILE TRIBEパフォーマー。ドラマ「シュガーレス」(12年)に出演後、俳優としても活躍中。主な出演作に、ドラマ「隠蔽捜査」「GTO」(14年)、「HiGH&LOW」(15~16年)、映画『HiGH&LOW THE MOVIE』(16年)、『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』(17年)など。本作が初主演作となる。今後は『ハナレイ・ベイ』(10月19日公開)、『PRINCE OF LEGEND』(2019年春公開)が待機している。

 

中川大志(なかがわ・たいし)

1998年生まれ、東京都出身。ドラマ「家政婦のミタ」(11年)で注目を集め、NHK大河ドラマ「真田丸」、映画『四月は君の嘘』(16年)など話題作への出演を経て、映画『きょうのキラ君』『ReLIFE リライフ』(17年)で主演を務める。『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』では日本語吹替声優に挑戦した。直近の出演作に『坂道のアポロン』、「花のち晴れ~花男 Next Season~」(18年)など。待機作に主演映画『覚悟はいいかそこの女子。』(10月12日公開)がある。

 

高杉真宙(たかすぎ・まひろ)

1996年生まれ、福岡県出身。2010年に『半次郎』で映画デビュー後、数々の映画・ドラマに出演。2017年は『PとJK』『ReLIFE リライフ』『逆光の頃』『散歩する侵略者』など6本の映画に出演し、第9回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞、第72回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞に輝いた。直近の出演作に『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』、主演作『世界でいちばん長い写真』など。2018年は『君が君で君だ』(7月7日公開)、劇場アニメ『君の膵臓をたべたい』(9月1日公開/声の出演)、『ギャングース』(秋公開)の公開が控える。

 

横浜流星(よこはま・りゅうせい)

1996年生まれ、神奈川県出身。映画『オオカミ少女と黒王子』『全員、片想い/イブの贈り物』(16年)などに出演し、『キセキ -あの日のソビト-』(17年)では「グリーンボーイズ」のメンバーを演じ、CDデビューを果たす。今年は『honey』、主演作『兄友』、ドラマ「しろときいろ~ハワイと私のパンケーキ物語~」(Amazonプライム・ビデオで配信中)、「彼氏をローンで買いました」(dTV・FODで配信中)に出演した他、『青の帰り道』(冬公開)が待機。GReeeeNの名曲から生まれた2019年公開の映画『愛唄』では主演を務める。

 

作品情報

 

映画『虹色デイズ』

なっちゃん(佐野玲於)、まっつん(中川大志)、つよぽん(高杉真宙)、恵ちゃん(横浜流星)は、性格も趣味も違うけれど、いつも一緒にいる仲良しの高校2年生。ある日、恋に奥手ななっちゃんが同級生の杏奈(吉川愛)に片思いする。連絡先も交換できないなっちゃんを冷かしながらも、応援する仲間たち。そんな彼らにも変化が現れる。まっつんは杏奈の親友で男嫌いのまり(恒松祐里)に惹かれ始め、つよぽんは恋人のゆきりん(堀田真由)と離れての東京進学に思い悩み、恵ちゃんは自分だけ恋が始まらないことをボヤいていた。悩みながらもお互いを励まし、日々奮闘する4人。彼らは高校3年生になり、最後の文化祭が近づいてくる。それぞれの想いを胸に彼らが選ぶ未来とは――?

映画『虹色デイズ』
原作:水野美波「虹色デイズ」(集英社マーガレットコミックス刊)
監督:飯塚健
脚本:根津理香/飯塚健
音楽:海田庄吾
出演:佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)中川大志 高杉真宙 横浜流星 吉川愛 恒松祐里 堀田真由 坂東希(E-girls/Flower) / 山田裕貴 滝藤賢一
エンディング・テーマ:「ワンダーラスト」降谷建志(ビクターエンタテインメント/MOB SQUAD)
挿入曲:フジファブリック/阿部真央/Leola/SUPER BEAVER
配給:松竹
2018年7月6日(金)公開
©2018「虹色デイズ」製作委員会 ©水野美波/集英社
公式サイト:http://nijiiro-days.jp/

 

 

原作本紹介

 

「虹色デイズ」水野美波/別冊マーガレット

2012年~2017年に「別冊マーガレット」で連載され、少女コミックながら男子高校生たちが主人公という設定が人気を呼び、累計発行部数335万部を突破した人気作。原作者の水野美波は映画版について「友達っていいなぁ、恋愛っていいなぁ、高校生っていいなぁ、そう思える映画になっていると思います」とコメントを寄せている。

 

4人が好きな本

 

佐野玲於さんの好きなマンガ

「AKIRA」大友克洋/KCデラックス

1982年~1990年に「週刊ヤングマガジン」で連載された伝説的コミックで、漫画史に残る傑作のひとつ。1998年には原作者・大友克洋自らが監督を務めた劇場アニメーションが製作された。スティーヴン・スピルバーグが『レディ・プレイヤー1』で金田バイクを登場させるなど、今もなお、国内のみならず世界的な人気を誇っている。

 

中川大志さんの好きなマンガ

「GANTZ」奥浩哉/週刊ヤングジャンプ

地下鉄にはねられて死んだはずの玄野、加藤は謎のマンションの一室に転送される。そこに置かれた黒い球の指令により、ねぎ星人の暗殺を命じられた玄野らは、ねぎ星人の元へと転送されて…。2000年~2013年に「週刊ヤングジャンプ」で連載。これまでテレビアニメ化、実写映画化、フル3DCGアニメーション映画化、今年1月には舞台化された人気作。

 

高杉真宙さんの好きなマンガ

「ボールルームへようこそ」竹内友/月刊少年マガジン

平凡な中学生・富士田多々良は、ある日、不良に絡まれているところを謎の男に助けられる。男が多々良を連れて行った先は、社交ダンスの教室。同じ学校に通うダンサーの女の子や、そのパートナーに触発されながら、ダンススポーツにかける多々良の青春が始まる。2011年から「月刊少年マガジン」にて連載され、2017年にはTVアニメ化された。

 

横浜流星さんの好きなマンガ

「元祖!浦安鉄筋家族」浜岡賢次/週刊少年チャンピオン

千葉県浦安市を舞台に、元気な小学生の大沢木小鉄とその家族と仲間たちが繰り広げるドタバタ劇を描く「浦安鉄筋家族」の続編で、「週刊少年チャンピオン」で2002年~2010年まで連載された。「元祖!~」の後も、「毎度!~」「あっぱれ!~」と続いて人気を博す伝説のギャグマンガ。