撮影で青春を謳歌した4人、全員が「自然体」で「自由」で「協調性がない」?!
──高杉さんと横浜さんは、実際に高校時代はクラスメイトだったんですよね?
高杉 そうなんです。でも、グループが違うのであまり絡んでいなかったんです。流星は、クラスをちゃんとまとめてくれる人で。
横浜 そんなことないだろ~(笑)!でもこの映画の撮影で、改めて一緒に学校生活を送れたような気がして楽しかったです。
中川 そういえば、撮影中にみんなで焼き肉を食べに行ったよね。
佐野 行った!バカみたいな話しかしてないけど、すごい盛り上がったよね(笑)。その時から、流星はいじられキャラだったかも。
横浜 う~ん、そうだったかも…(笑)。ただ、普段あまりいじられたことがないので、どう対処していいかわからなかったんですよ。正解がわからない!
中川 それが面白かったんですよ(笑)。
──撮影中も青春を満喫していたんですね。そういう時にリードするのは誰になるんですか?
中川 決まってはないよね。誰かが引っ張るとかもなくて、全員が本当に自然体なんです。
高杉 自由だからね(笑)。
佐野 野球で言ったら全員ポジションは“ライト”(笑)。
中川 協調性がないね(笑)。
それぞれが“友情”を感じたシーンを語りながら…近頃の女々しい男性に物申す?!
──さて、今作は“男の子の友情”が描かれていますが、改めて友情について思ったことはありますか?
佐野 友情の形っていろいろあるなと思いました。この映画では、お互いの恋愛を応援し合ったりするところはもちろん、何でもないシーンでも男の友情を感じられるんです。全員がただ話しているシーンだけでも親密さを感じられますし。食事に行って1時間、何も話さなくても一緒にいられるような関係こそが友情なのかなって思いました。そういう空気感がこの4人には流れているんです。話したいことがある時は溢れるように話すし、話さなくても側にいる。ただ、お互いの存在を心の拠り所に感じられるのが友情なのかなって思いました。
横浜 学校の屋上で喧嘩するシーンにも友情を感じたよね。お互いの本音をぶつけ合って、喧嘩までするって、すごく仲が良いからこそできると思うんだよ。
高杉 確かにそうだね。
中川 僕はプライベートでは、ぶつかり合ったり、本音を言い合ったりすることが恥ずかしいと思ってしまって、さらけ出すことができていなかったんです。でも1度だけ、高校の時に仲の良い友達と大喧嘩をした時があったんですよ。その関係って、すごく貴重だったんだなって今になって感じました。だって、仲良くても喧嘩になるなら言わないのが普通じゃないですか。それなのに気になっちゃって言ってしまうのは、好きだからこそだったんだろうなって思いました。
横浜 青春だね。
中川 意外と男って女々しいしね。
横浜 特に最近、女々しい方が多くなっていますからね。
高杉 どうしたの、いきなり(笑)。何かあったの(笑)?
横浜 いや、最近は昭和の男らしい男が少なくなっているじゃないですか。それは、僕はダメだと思うんですよ!
佐野 お、昭和の代表の男から物申したいことがあると!
横浜 平成生まれですけどね(笑)!まず、女性に“好き”って言わせちゃダメでしょ!
佐野 なんかすみません…。役とはいえ、少しだけ思い当たる節が…(笑)。でも女の子は、男性からビシッと告白してもらった方が嬉しいよね。
中川 良いこと言った!
高杉 友情を感じるシーンと言えば、大志が演じたまっつんに関わるアクシデントがあって、保健室から出てきた時に、誰も何も聞かずに「カラオケ行く?」って言った時のあの感じは友情を感じたよ。
中川 あれは良かった!あえて聞かない感じが男子っぽいよね。
横浜 ちゃんと察してあげてたもんね。
高杉 そうだね。言いたい時は自分から言ってくるだろうって、信じてる感じが良かったと思います。