ちょっとおバカでお騒がせな男子高校生4人の友情と恋をリアルに描く愛らしい青春映画『虹色デイズ』。今作で仲良し4人組を演じた佐野玲於、中川大志、高杉真宙、横浜流星に、撮影中のエピソードや友情を感じたシーンなどをたっぷりと話してもらった。原作の雰囲気を壊すことなく実写化されたのは、プライベートでも今作とほぼ変わらない空気感だというこの4人が演じたからこそ。仲の良さが滲み出るクロストークは必読です!
現場でダンスと筋トレ?!“マイペース”で“ストイック”な撮影エピソード、原作&映画版の魅力
──原作の印象を教えてください。
横浜 僕が演じた恵ちゃんは、明るくてすごく活発な男の子。それに、すごく繊細で仲間想いのキャラクターだと思いました。原作ではムチを持っていたり、“ドS”なところがありますが、実写化ということで、よりリアリティに近づけるためにファンタジー要素が少なくなっているんです。なので、より共感してもらえるんじゃないかなと思います。撮影中も、4人全員が自由な性格だったので、居心地が良かったです。
中川 流星が一番マイペースだったんじゃない?
佐野 俺もそう思う(笑)。
横浜 ・・・俺が一番マイペースでした(笑)。
中川 あはは(笑)。流星は、テンションが高い日と元気のない日の差がすごくあるんです。
横浜 それは否定できないっす(笑)。
高杉 たまにものすごいテンションが高くなって、朝からダンスしてた時があったでしょ?
佐野 そういう時は放置してたよね。「今日はそういう日なんだな」って思ってた。
高杉 あと、机に栄養ドリンクがある日は「今日は元気がないんだな」って思ってたよ。
横浜 たしかに俺はマイペースだけど、玲於もストイックに筋トレしてたよね。
佐野 あの時は暇だったの(笑)!
一同 (笑)
──中川さんは、原作の印象はいかがでしたか?
中川 男子の生態がすごくわかりやすく描かれていると思いました。男子だけでいる時の表情と、女の子に恋をしている時の表情、どちらも楽しめるのがこの作品の魅力だと思います。
横浜 撮影中の俺たちも、まさにこの4人のような雰囲気だったよね。
中川 そうだね。クランクインする半年前から、何度かリハーサルで顔を合わせていたから、撮影に入る時には原作のような空気感が出来上がってたよね。
佐野 うん。あと、この映画は、コメディ要素もありながら恋愛もちゃんと描かれているから、世代を問わず楽しんでもらえると思います。大人と子供の間で感じる苦悩や葛藤、恋愛やバイト、受験など、この時期にしか味わえないような感情がたくさん詰まっているんですよ。劇中で“17歳の特権”というセリフがあるんですが、まさにその言葉を表現したかのような作品になっていると思います。
高杉 男子の「アホだな」って思う部分がきちんと描かれているのがいいよね。女の子が読むと、「男子はこんなことを考えているんだ」って思う部分がたくさんあると思うんですよ。この原作で生き生きとしているキャラクターを、僕たちが生身の人間として生かすことに専念したので、「あるある」と思って笑ってもらえたら嬉しいですね。