Aug 23, 2024 interview

岡田将生インタビュー『ラストマイル』 仕事の原動力は"怒り"と"ときめき"

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仕事にときめきは必要か?

ーー孔のセリフで「人生にときめきは必要ない」という言葉が、個人的に一番、孔っぽいなと思いました。このセリフについて岡田さん自身はどう感じますか?

僕は孔ほど諦めてないですけど(笑) 。

ーーときめきは必要ですか?

この作品もそうですけど、監督の塚原さん、脚本の野木さん、プロデューサーの新井さん、このタッグの作品でご一緒させていただくのは、すごく嬉しかった。お誘いしてくださったのが、本当に嬉しかったんですよ。そこに対して、ときめきはすごくあって。仕事に対するそういう気持ちは、常にあります。

「次はこれが待っている」、「今撮っているこの作品にときめいているし、次はもっとときめくかもしれない」っていう期待は、ずっと持ち続けているタイプなんです。でも、孔の言っていることは理解できますけどね。彼は本当に社会にも他人にもちょっと疲れて距離を置いているという役なので、すごく物語っているなと。

ーー常に次の仕事にときめくって感じですね。

そうなんですよね。でも「ときめかないとやらない」というのもあります。実際、休んでもいいやって(笑)。

ーーそれも俳優というお仕事をやられている原動力になっているんですね。

そうですね。初めて台本を読ませてもらった時や企画書をいただいたときは、ワーって毎回小学生並にテンション上がってますよ(笑)。

ーーこれから『ラストマイル』を観る方にメッセージをいただけますか?

この映画に関しては裏切ることは絶対ないと思います。あとひとつ言えるのは、僕が台本をめくって、一番興奮したのは、やっぱり「アンナチュラル」と「MIU404」のメンバーが出てきたシーン。僕も2つのドラマの大ファンで、同じ世界線で役として存在できることが本当に嬉しかった。それを待っている方々にも裏切らない作品になっていると思います。

あと何度も何度も見返したくなる作品なんです。この極上のエンターテインメント作品を楽しんで観ていただけたら嬉しいです。

取材・文  / 小倉靖史
撮影 / 岡本英理

作品情報
映画『ラストマイル』

11月、流通業界最大のイベントのひとつ“ブラックフライデー”の前夜、世界的なショッピングサイト最大手から配送された段ボール箱が爆発する事件が発生。やがてそれは日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく。関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナは、チームマネージャーの梨本孔と共に、未曾有の事態の収拾にあたる。

監督:塚原あゆ子

脚本:野木亜紀子

出演:満島ひかり、岡田将生、ディーン・フジオカ、 大倉孝二、 酒向芳 、宇野祥平 、安藤玉恵 、丸山智己、火野正平、阿部サダヲ、石原さとみ、井浦新、窪田正孝、 市川実日子、竜星涼、飯尾和樹(ずん) 、薬師丸ひろ子、松重豊、綾野剛、星野源、橋本じゅん、前田旺志郎、麻生久美子

配給:東宝

©2024 『ラストマイル』製作委員会 

公開中

公式サイト  last-mile-movie