映画作りに言葉はいらない
ーー今回の制作チームのみなさんはいかがでしたか? 現場での思い出なども教えてください。
水上:本当にいいチームでした。現地のスタッフの方たちも多かったんですよ。言葉は違うけれど、映画を好きな人たちが、ひとつの映画を作るために集まったんだという連帯感を存分に感じられました。現地の暑さだったり、突然スコールに襲われたり、大変なこともあったんですけど、それを乗り越えられるチーム力がありました。同じ目的があれば言葉っていらないんだなって思いましたね。
ーー吉岡さんはいかがでしたか?
吉岡:私は、また食事になっちゃいますけど‥‥。
水上:また食い物 (笑) ?
吉岡:だって、ずっと食べてたから‥‥。だから、撮影中に自分がどんどんプリプリになってくなぁって思ってました (笑) 。台湾の皆さんって、明るくてコミュニケーションをすごく大事にされるので、よくみんなで食事行こうって誘ってくださるんです。大人数で行くこともあれば、コンパクトな人数で行く場合もあったんですけど、みんながフィルムカメラを持ってきて、一緒に飲んでる姿とか、思い出として日常を収めていました。異文化間の交流ってこともあるかもしれないんですけど、普段の現場だと、ここまで撮影風景とか、お互いのことを撮り合うことって、あんまりないから、これは台湾の方たちの温かさだなって思いました。
