懐かしさで溢れる街・九⿓で謎と秘密が交錯する⼤⼈のミステリーラブロマンス『九⿓ジェネリックロマンス』。眉⽉じゅんによる同名コミックを原作に、TVアニメと実写映画のWメディア化が実現。この度、映画版が8月29日に公開となる。
2025年4月5日より放送となったアニメ版に続き、実写映画で描かれるのは、過去の記憶がない鯨井令子と誰にも明かせない過去を持つ工藤発の恋。令子は1枚の写真から、工藤には過去に自分とそっくりの婚約者がいたことを知る。失くした記憶、もう1人の自分の正体、そして九龍の街に隠された巨大な秘密。その真相にたどり着くとき、2人は究極の選択を迫られる。
W主演で鯨井令子役を演じた吉岡里帆さん、工藤発役の水上恒司さんに、本作の魅力に加え、かつて香港に存在した”九龍城砦”を表現するために台湾で行われたロケでのこと、そこで感じた極私的なことなどを伺った。
共通点は強さがあること
ーー映画『九龍ジェネリックロマンス』でおふたりは初共演となりますが、お互いの印象を教えていただけますか。
吉岡:水上くんにお会いする前は、出演作品を拝見していて”芯が通った美少年的な綺麗な男の子”のイメージがありました。実際お会いしたら”えっ、こんなに男らしくて、がっしりした人なんだ”って。内面はきっと繊細な方なんだろうなとは思うんですけど、スタンスがすごく男らしい。”僕についてきてください的な強さ”がある、そういう信念がある人だと思います。年齢的には私が年上だし、自分が引っ張っていこうと考えていたんですけど、水上くんのスタンスがそんな感じだったので、”水上くんの考えていることに乗っていきたいな”と思いました。なので、お芝居している中では、引っ張ってもらう瞬間がたくさんありました。
水上:吉岡さんには、台本読みのときに初めてお会いしたんですけど、お互いの役に対する解釈やニュアンスのお話を聞いていると、”決して楽な道を選ばない方だな”と感じました。撮影を進めていくにあたって、演じることに対して、苦しみや悩みが出てくるんですけど、やはりそこから決して逃げない。初対面の時、吉岡さんに感じた男気というか強さが、はっきりとわかりました。あと”すごく頭がいいな”と思いました。吉岡さんの他者に対する配慮とか自分を表現する言葉とか、言葉の選び方がいいなと思いましたね。

