Apr 01, 2019 interview

松村沙友理インタビュー:浜辺美波を乃木坂46にスカウトしたい!?「賭ケグルイ」撮影秘話を明かす

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「アニメは私にとって神聖な場所」――アニメ好きの原点となった作品

 

──乃木坂46の中で、蛇喰夢子に似ているメンバーはいますか?

う~ん……。謎が多い人で、本当の姿が見えないという意味では、与田(祐希)ちゃんかな(笑)。かなりミステリアスなので似ていると思います。ただ、キャラは似てるんですが、絶対にギャンブルは弱いと思います(笑)。

──松村さんはギャンブルに自信はありますか?

ジャンケンは得意です(笑)。でも宝くじで当たったことは一度もないです(笑)。

 

 

──松村さんが一番好きなアニメは何ですか?

『コードギアス』シリーズです。最近はアニメの実写化が多いので、いつか実写化してほしいです。もし演じられるなら、シャーリー・フェネットを演じてみたいですね。一番好きな女の子のキャラクターは別にいるんですが、自分に一番近いのはシャーリーかな? と思います。

──大好きなアニメの実写化って、プレッシャーになりませんか?

もともとアニメが大好きなので、だからこそ実写版とは切り離して考えるタイプなんです。実写は実写で一つの素晴らしい作品ですし。それに私は演じる側なので、純粋にその役をいただけるのが本当にありがたいと思っていて。「賭ケグルイ」でも、私はその役に一生懸命に向き合うことだけを考えて演じました。

 

 

──『コードギアス』以外で、これまで影響を受けたり、ご自身のルーツとなったアニメはありますか?

う~ん、どうしよう。たくさんありすぎて(笑)。でもやっぱり、アニメ『まほらば~Heartful days』ですかね。小学校6年生の時に、初めて自分の意思で深夜に起きて観ていた作品です。悪い人が誰一人出てこないほのぼのとしたアニメで、主人公の女の子が多重人格でたくさんの人格を持っているんですが、どの子もみんな可愛くて大好きでした。私はいろんなキャラクターと自分を重ねるのが好きなのでアニメが好きなんですけど、その原点となったのは、『まほらば』なのかなと思います。今回演じたユメミにも二面性がありましたが、演じているうちに両極端の役を演じることが楽しくなってきたんです。そう思うと、最初に好きになったアニメが多重人格の女の子のお話だったのは、すごく縁がありますね(笑)。

──それだけアニメが好きなら、声優さんのお仕事をしたいとは思いませんか?

もちろん興味はあるんですけど、好きなぶん、より難しく感じてしまって……。アニメは私にとって神聖な場所なので、簡単に「やりたいです!」とは言えないんです。なので、もっと演技の勉強をして、声のお仕事をオファーしていただけるように頑張ります!

取材・文/吉田可奈
撮影/三橋優美子

 

プロフィール

 

松村沙友理(まつむら・さゆり)

1992年生まれ、大阪府出身。2012年、乃木坂46のメンバーとして1stシングル「ぐるぐるカーテン」でCDデビュー。以降、アイドルとして活躍しながら、雑誌「CanCam」の専属モデルを務めている。2013年のドラマ「BAD BOYS J」で女優デビュー。他の出演作に、映画『劇場版BAD BOYS J -最後に守るもの-』(13年)、『あさひなぐ』(17年)、ドラマ「天使のナイフ」(15年/WOWOW)、「初森ベマーズ」(15年/TX)、「アンナチュラル」(18年/TBS)がある。

 

作品情報

 

ドラマ「賭ケグルイ season 2」

会長・桃喰綺羅莉(池田エライザ)を頂点とし、私立百花王学園を牛耳る生徒会は、一人の転入生の存在に揺れていた。彼女の名は蛇喰夢子(浜辺美波)。転入早々、ギャンブルで生徒会役員を次々と撃破、学園の勢力図を塗り替えようとしていた。危機を感じた生徒会会計・豆生田楓(中川大志)は、生徒会広報にしてアイドルの夢見弖ユメミ(松村沙友理)を夢子への次の刺客に指名。そしてユメミの特別ライブ当日、鈴井涼太(高杉真宙)と早乙女芽亜里(森川葵)のもとに、元生徒会役員・皇伊月(松田るか)がチケットを持ってやってくる。チケットは夢子に頼まれたというが、夢子の姿はない。熱狂のライブが終盤に差し掛かった頃、なんとステージに夢子の姿が――。

原作:河本ほむら・尚村透(月刊「ガンガンJOKER」スクウェア・エニックス刊)
総合演出:英勉
監督:茂木克人 長野晋也
脚本:高野水登 英勉
出演:浜辺美波 高杉真宙 松村沙友理(乃木坂46) 松田るか 岡本夏美 柳美稀 小野寺晃良 池田エライザ 中村ゆりか 三戸なつめ 中川大志 / 森川葵
放送日時:MBS/TBSドラマイズム枠にてオンエア中
©2019 河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ドラマ「賭ケグルイ2」製作委員会・MBS
公式サイト:https://kakegurui.jp/season2/
※『映画 賭ケグルイ』は5月3日(金・祝)公開

 

 

原作本紹介

 

「賭ケグルイ」河本ほむら・尚村透/スクウェア・エニックス

月刊「ガンガンJOKER」で2014年から連載中の、シリーズ累計500万部を突破した人気コミック。現在までにコミックス10巻が刊行されており、スピンオフ作品「賭ケグルイ双」「賭ケグルイ(仮)」「賭ケグルイ妄」も連載中。小説版も発売されている。

 

松村沙友理さんのアニメ好きの原点

 

『まほらば~Heartful days』(05年放送)

「月刊ガンガンWING」(スクウェア・エニックス)で2000~2006年に連載された、小島あきらの漫画を原作としたTVアニメ。絵本作家を目指す白鳥隆士は、東京にあるアパート“鳴滝荘”に住むことに。管理人は隆士のはとこにあたる高校二年生の蒼葉梢で、鳴滝荘の住人たちはみな個性的で強者揃い。しかし本当の強者は梢で、彼女は何かでショックを受けると別キャラに“変身”してしまう秘密があった――。