Jan 11, 2023 interview

柳楽優弥インタビュー 世界配信ドラマ「ガンニバル」で感じた大事なこと、いま変わらなければならないこと

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国外の反応に触れたこと

ーー シンガポールで開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」に登壇されて、印象に残っていることはありますか?

今みたいにインタビューをされる機会があったんですけど、インタビューする方も、される方もカメラで撮られる、よく海外の俳優が受けるインタビューの仕方だったんです。「これってブラッド・ピットとかレオナルド・ディカプリオがやってるやり方じゃん!」って思って、それが嬉しかったですね。

ーー 各国の記者の反応はいかがでしたか?

いろんな国の方から「カニバリズム系のテーマが、今、すごいトレンドになっていることをどう思いますか?」って聞かれました。僕は知らなかったのですが、監督が普通に受け答えしてたので、「そういう作品多いんだ」ってそこで認識しましたね。

ーー そのほかには、どんな質問をされましたか?

タイかインドネシアの方で「ロマンス系の恋愛作品が多いからこういう作品が本当に必要なんです」って言われましたね。質問内容も好意的なものが多くて、嬉しかったです。

ーー 海外で国外の人から作品を観てもらった感想を聞くのは、やっぱり俳優としてモチベーションは上がりますか?

あがりますね。国内だけで作ることの良さって絶対あると思うし、そういう環境で僕は生きています。ただ、今回参加したAPAC(エイパック)で、ディズニーメンバーのアジア代表がそろうと「韓国すごい勢いがあるな」と感じざるを得ないし、どう考えても刺激になりますよね。

業界全体で「日本も新しいステージに来ているのでは?」ということを皆で感じて切り替えていくことが大事だと思います。韓国の作品も2000年代とか、昔からずっと盛り上がっているわけじゃないって言いますし、いろんな時期があって、今の盛り上がりがあるなら、日本もやるしかないんじゃないですか。いま新しい風が吹いているから、それを追い風に変えたいなっていう気がします。