――リブート版(再起動)が作られるといいですね。
濵尾:やりたいです。
仲吉:このメンバーで撮影出来たことが一番嬉しいです。
濵尾:本当にそうだよね。
――リブート版(再起動)ならいくらでも作れますね。大学生バージョンとか。
仲吉:お願いしたい。
濵尾:本当にお願いしたいです。
――新しい現場に行く時に気にかけていることはありますか。
仲吉:私は自分の性格を作ったりすることが得意ではないので、“こういう自分であろう”みたいなものも考えずに新しい現場に行きます。“ありのままの自分を見てもらう”ということを一番大切にしていて、それこそ変に良い人ぶらない、作らないことが一番大切だと思っています。そのほうが自分の良さも見せることが出来たりもするので。最初は人見知りなところもあって静かになってしまいますが、なるべく自分を出そうとします。
濵尾:逆に私はグイグイいけないタイプだったので、コヨシの背中を見て参考にさせてもらっているんです。
仲吉:本当に!(驚)
濵尾:いつかコヨシみたいに喋れるように、グイグイといけるようになりたいと思って、コヨシを観察していたんです。私はすごく緊張してしまうので、自分の世界に入り込まないように色々な人の目を見るようにしたりして、コミュニケーションをなるべくとるようにしたいと思っています。
仲吉:初耳でしたが、とっても嬉しいです。
濵尾:言っちゃった(笑)。
――これだけ仲の良いグループなら他の現場でも共演したいですね。
仲吉:いつも期待しながら現場に入ったりしているんです。
濵尾:居るかな?ってね。
阿吽の呼吸とはこんな関係だよな。微笑ましくてずっと2人が話している姿を見ていたいと母心さえ生まれたインタビューでした。タイプの違う2人と、更にタイプの違うキャストで奏でる「女子高生の叫び」。それには青空が似合うし、真っ青な青春を象徴している景色の中で衝突したり、通い合ったりする映画『水深ゼロメートルから』。仲吉さんと濵尾さんがまた別作品の別の役で共演している姿も見てみたいです。
徳島南高校・2年生の夏休み。阿波踊りの練習を見られたくない内気なミクとメイクをしてないと落ち着かないココロは、体育教師の山本から水泳の授業の特別補習として水の入っていないプールの掃除を指示される。そのプールの底には、隣の野球部グラウンドから飛んできた砂が積もっていた。渋々砂を掃き始めたふたりと、なぜかそこにいるやけっぱちな水泳部のチヅル、やがてやって来た水泳部を引退した3年の先輩ユイたちの他愛のない会話で放課後の時間は過ぎていく。徐々に彼女たちの悩みが溢れだし、それぞれの思いは時にすれ違い、時にぶつかり合っていく。
監督:山下敦弘
原作:中田夢花 村端賢志 徳島市立高等学校演劇部
出演:濵尾咲綺、仲吉玲亜、清田みくり、花岡すみれ、三浦理奈、さとうほなみ
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
©︎『水深ゼロメートルから』製作委員会
2024年5月3日(金) 公開
公式サイト suishin0m