Sep 29, 2023 interview

中井友望インタビュー 演技って難しいけど、演じていて凄く楽しかった『サーチライト-遊星散歩-』

A A
SHARE

『少女は卒業しない』『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』『炎上する君』と、2023年2月から出演作が続いた中井友望の初単独主演作『サーチライト-遊星散歩-』が10/14に公開されます。本作は第28回フジテレビヤングシナリオ大賞で応募総数1600本の中から最終選考にノミネートされた脚本であり、脚本家・小野周子のオリジナル企画を映画版に改稿したもの。病を患った母親をひとりで世話する女子高生が、生きるために禁断の世界に足を踏み入れてしまう現代の問題に切り込んだ作品です。監督は『餓鬼が笑う』(2022)の平波亘。

今回は、社会に追い詰められた主人公・果歩を演じた中井友望さんにお話を伺います。

―― 本作で演じられている【内田果歩】は迷いながらも、ある出来事から感情の波を表に出し始める役ですよね。

はい、でもそうやって感情を出すのが楽しいと思えました。“そういうことをしたい”と思って女優になったんです。私は感情表現が苦手な子どもでしたので、映画を観て“こんなにも感情が出せるのはいいな”と思ったんです。この【内田果歩】という役もしんどいシーンが多かったですが、演じていて凄く楽しかったです。

―― 山中崇さん演じる【長谷川淳一】とのシーンもそうですが、表情変化がとても魅力的でした。本当に怖かったんだと思いました。

本当に怖かったんです(笑)。あのシーンは山中さんのお力が大きいですね。一気に撮影しました。

―― その後の河原のシーンまで感情が繋がっていきましたが、同じ日に撮ったんですか。

実は違うんです。河原のシーンは最初の方に撮影したので、この映画の中で一番しんどかった撮影です。「もう1回、最後にやりたいです」とお願いしたくらいです(笑)。あのシーンだけは、後悔とは違いますが“もっと色々なことが出来たのではないか?”と思っています。そう考えると演技って難しいですよね。

―― 俳優業を続けていて、最初に持っていた印象から変化がありましたか。

変わっていないかもしれないです。一周回って戻った感じがします。

―― 途中経過はどんな感じですか。

 “思っていたのと違う、全然楽しくないかもしれない。しんどいな、難しいな”から“え?楽しいじゃん。面白い、楽しい。”に変化していきました。単純に自分が成長したのもあるかもしれません。今、色々なことが楽しめるようになってきているから、「面白い、楽しい」と言えるようになりました。