――本当に驚くお話しを毎回、舘さんと一緒に出演させて頂いているBS10「舘ひろし シネマラウンジ」でも、いつも楽しく聞かせてもらっていますが、舘さんはあの番組はいかがですか。
楽しいですよ。ちょっと喋り過ぎているのではないかと、もう少し俳優らしい佇まいでいたいと思っているんだけどね。さとりさんが聞き出すのがお上手だから、ドンドンと喋らされている感じです。責任とってよね (笑) 。
――そんな (笑) 。あのギャグセンスに感服です。コメディを演じられる時には、魅力がさく裂されていると思います。
いやいや (笑) 。先日、コメディを撮ったんですけど。僕はアイデアは、ドンドンと浮かぶんです。でも僕が演じるより恭サマ (柴田恭兵) が演じた方が絶対上手いんですよ!『あぶない刑事』の撮影はそうでした。僕が浮かんだアイデアを恭サマに話して、代わりに演じてもらうと完璧に演じられるんです。恭サマは本当に上手いんです。
――また次の作品で舘さんの魅力が爆裂するのを楽しみにしています (笑) 。

洋画好きの舘ひろしさんとBS10「舘ひろし シネマラウンジ」で一緒にお喋りするようになり、もうすぐ1年となります。毎回、美味しい差し入れと豪快すぎる石原プロ時代の撮影エピソードと共に、映画の知識を語り尽くしてくださる舘さん。カメラの動きや画のこだわりに目を向ける舘さんだからこそ、今回の藤井道人監督と木村大作キャメラマンのタッグにワクワクされたのは納得でしかありません。孤独な元ヤクザの漁師・三浦が他人であるはずの目の見えない少年・幸太にそっと寄り添い、愛情を注ぐ姿に人間力を感じる『港のひかり』。哀愁漂うヒューマンドラマです。

漁師として暮らす元ヤクザの三浦は、ある日事故で視力を失った少年・幸太を見かける。幸太は両親を交通事故で亡くし、引き取った叔母らに虐待されていた。どこにも居場所がなかった者同士、いつしか年の差を超えた特別な友情を築いていくが、幸太の目を治すための手術の費用を残して、突如三浦は姿を消してしまう。時は流れ、12年後。無事に目が見えるようになった幸太は、警察官として活躍する傍ら、恩人である三浦を探していくうちにある秘密を知る。
監督・脚本:藤井道⼈
撮影:⽊村⼤作
出演:舘ひろし、眞栄⽥郷敦、尾上眞秀、⿊島結菜、斎藤⼯、ピエール瀧、⼀ノ瀬ワタル、MEGUMI、⾚堀雅秋、市村正親、宇崎⻯童、笹野⾼史、椎名桔平
配給:東映、スターサンズ
©2025「港のひかり」製作委員会
2025年11月14日(金) 全国公開
公式サイト minato-no-hikari
