Jun 21, 2017 interview

草川拓弥&杉野遥亮、仲が良すぎて困ってます?!対談

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二人のおススメ本

 

──最後に、オススメの書籍を一冊ずつ教えていただけますか?

草川 東野圭吾さんの『秘密』です。僕は読書が好きで、特に手に取るのは小説ばかり。作家さんで選ぶことより、表紙やあらすじを参考にすることが多いんです。『秘密』を知ったのは超特急の企画で、僕がセンターを務めている曲(『Yell』)のイメージ本だったことがきっかけ。読みやすいけれど、最後の展開に衝撃を受けてしまいました。未読の方はワクワクドキドキを味わっていただきたいです。

杉野 僕は窪美澄さんの『よるのふくらみ』です。元々あまり読書をする方ではなかったのですが、この仕事を始めてからは意識して読むようにしています。本屋さんへ行って、ランキングやポップを参考にして買うことが多かったけれど、あるときに出会ったのが窪美澄さんの作品。人間の感情の生々しい部分を描いているところに惹かれて。そこからは窪さんの作品を手に取ることが増えています。

 

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取材・文/加藤蛍
撮影/吉井明

 

プロフィール

 

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草川拓弥

1994年11月24日生まれ。東京都出身。今話題のメインダンサー&バックヴォーカルグループ超特急のメンバーで4号車・タクヤとして活躍中。7月26日にSingle「My Buddy」を発売する。多くのテレビドラマや映画で俳優としても活動しており、2017年は人気作「帰ってきた家売るオンナ」(日本テレビ系)で新人営業マンを演じた。

 

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杉野遥亮

1995年9月18日生まれ。千葉県出身。第12回FINEBOYS専属モデルオーディショングランプリを獲得し芸能界での活動をスタート。映画『キセキ-あの日のソビト-』にて俳優デビューを飾る。以降、テレビドラマや映画、雑誌モデルとしても活躍。公開待機作に『覆面系ノイズ』(11月25日公開予定)がある。

 

映画レビュー

 

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ホレっぽい性格で現在告白12連敗中のモテない系女子高生・橘せとか(土屋太鳳)は、恋に恋するちょっと恋愛体質な女の子。そんな彼女を一番そばにいてずっと見守ってきたのは、口の悪いヤンキー系だけど誰より妹想いなツンデレイケメンの兄・橘はるか(片寄涼太)。そんななか、突然せとかに人生初のモテキが訪れる。せとかの初恋相手でドSでオラオラ系のセレブ研修医・芹川高嶺(千葉雄大)が数年ぶりに現れ、せとかに急接近。さらに、いつもお姫様扱いしてくれるホスト系で女性の扱いの上手な他校の先輩・美丘千秋(草川拓弥)もせとかに近づいてくる。続々と年上イケメンたちに愛され始めたせとかは、高嶺の弟で幼なじみの国光(杉野遥亮)も巻き込んで大パニックに! せとかの本当の気持ちは一体どこへ? 個性豊かな年上系イケメンとの恋模様と、超シスコン兄はるかからの重すぎる愛の行方は?

『兄に愛されすぎて困ってます』

原作:夜神里奈『兄に愛されすぎて困ってます』(小学館『Sho-Comi』連載中)
監督:河合勇人
音楽:牧戸太郎
主題歌:GENERATIONS from EXILE TRIBE『空』
出演:土屋太鳳、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大、草川拓弥(超特急)、杉野遥亮ほか
配給:松竹
©2017「兄こま」製作委員会 ©夜神里奈/小学館
2017年6月30日全国ロードショー
公式サイト:anikoma-movie.jp

 

 

 

原作紹介

 

『兄に愛されすぎて困ってます』夜神里奈/小学館

現在7巻まで刊行中(以下続刊)。かっこよくて自慢の兄・はるかと、そんなはるかに愛されすぎている妹のせとか。じつは2人は血の繋がらない兄妹だったのです。ひょんなことからそれを知ったはるかは、せとかに突然のキス! その日から2人の関係は微妙に変わってきてしまい…。

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おすすめ本紹介

 

『よるのふくらみ』窪美澄/新潮文庫

同じ商店街で幼馴染として育った保育士みひろと、圭佑&裕太の兄弟。圭佑と同棲しているみひろは、長いあいだセックスがないことに悩み、そんな自分に嫌悪感を抱いていた。一方みひろに思いを寄せている裕太が2人の関係が上手くいっていないことに気づいたのをきっかけに、3人の関係は少しずつ変化していく。衝動と欲望、ままならない心と体、交錯する思いを描いた恋愛小説。

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『秘密』東野圭吾/文春文庫

99年に映画化もされた作品。自動車メーカーで働く39歳の杉田平介は、妻・直子と、娘・藻奈美との3人暮らし。ある日、直子と藻奈美が乗ったバスが事故に巻き込まれて崖から転落し、直子は死亡してしまい、藻奈美も意識回復が難しいと言われたが、奇跡的に目を覚ます。しかしそれは、藻奈美の体に、直子の魂が宿っていた状態だった。その日から、平介と直子の奇妙な“秘密”の生活が始まる。