AC CREATE "40th Corporate Anniversary"
40周年を迎えた AC CREATE
映画やドラマ、ゲームなど様々なエンターテインメント作品の字幕・吹替版を制作しているACクリエイト株式会社は、1983年、映画字幕翻訳家 菊地浩司が外国映画の日本語字幕版ビデオを作るために仲間を募って、東京・中野で設立された。社名のACとは、前身の英語教室の名称 APPLE ENGLISH CLUBの略称。また、APPLEとは、Active People Progressively Learning English(意志ある人が意欲的に英語を学ぶ)を意味し、さらにAPPLE=リンゴは平和の象徴であり、すべての始まりを表わす。以来40年に亘り、海外の映像文化と日本の観客を結びつけるクリエイティブ・ワークを事業とし、その変化の渦の中で、時代が要求するクリエイティブ・ワークの開発に積極的に取り組んできたACクリエイトは、2023年に創業40周年を迎えた。
戸田 奈津子さま ( 通訳 / 字幕翻訳家 )
「40周年おめでとうございます。浩司さんが白紙から立ち上げた会社だと私は理解しています。これだけ成功させて、しかも40年も続いたっていうのは、私は他に知らないので、非常にすごいことだと思っています。」(戸田 奈津子)
林 完治さま ( 字幕翻訳家 )
「創立40周年おめでとうございます。非常に大きな立派な会社になって、業界で知らない人は誰もいないと思います。なかなか厳しい時代ですけど、さらに発展することを確信しております。」(林 完治)
石田 泰子さま ( 字幕翻訳家 )
「40周年本当におめでとうございます。40年前、浩司さんが30代後半位の時に初めてお会いして、字幕の手ほどきを受けてお仕事を色々させていただいてきました。 今の私があるのも本当に浩司さんのおかげです。」(石田 泰子)
誰もが知る名セリフをあなたへ ACクリエイトの歴史を振り返る
会社の成り立ちは、文字どおり波瀾万丈である。時代の波に乗り、1970年代から今日に至るまで、様々なエンターテインメント作品の字幕・吹替版を制作してきたACクリエイトが、今年で40周年を迎えた。この機会にACクリエイトの功績、映画字幕、吹替の歴史を振り返る。 ( 本文はこちら )
菊地 浩司 / 林 完治 / 石田 泰子 が語る” ACクリエイトの軌跡 “
「ACクリエイトの始まり」「字幕から吹き替え さらなる躍進」「映画翻訳の面白さ そして未来のために」「エンターテインメントへの揺るがない想い」など ” ACクリエイトの軌跡 ” を菊地 浩司、林 完治、 石田 泰子の3人が語ります。
ACクリエイト沿革
1974年
高円寺で英会話教室 APPLE ENGLISH CLUBを始める。その傍ら、学校、公民館などで上映するハリウッド映画の名作を翻訳。字幕を担当するようになり、テトラ、日本シネアーツに出入りするようになる。その後、翻訳字幕翻訳のみならず、字幕入れのスタジオ作業も自社で開始。
1977年頃
映像翻訳会社ACクリエイトを創業。中野区新井薬師に事務所を構える。
1983年
映像翻訳会社 ACクリエイト株式会社を設立。映画やホームビデオの日本語版制作を始める。ホームビデオやレーザーディスクソフト販売が盛んになり、日本語版制作需要に乗る。
1984年
字幕翻訳界の大御所・清水俊二を中心に映画翻訳家協会が設立。創立メンバーとして、戸田奈津子、菊地浩司がいる。
1986年
新橋に事務所を移転。字幕制作専用アップルスタジオ設立。程なく、港区浜松町に移転。
1992年
TVシリーズ「FREDDY’S NIGHTMARES(エルム街の悪夢)」(21話分) の吹替版を制作。初の本格的な海外TVドラマシリーズの日本語版制作となる。
1994年2月
港区西新橋の現住所に移転。
1998年1月
港区浜松町に日本語吹替版制作のための録音施設として、浜松町スタジオ (現・ACスタジオ) を開設。3つのアフレコスタジオと1つの編集室、簡易収録スタジオを備える。
1999年1月
PCゲーム「INCUBATION(インキュベイション)」(SEGA) で、初めてゲームソフトの日本語版制作に携わる。
2000年
NHKエンタープライズとの取引を開始。継続的に地上波放送の日本語版制作に携わるようになる。また2000年代に入り、ゲームソフト向けの音声収録事業を開始。PS3ゲーム「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」、「The Last of Us」、「The Last of Us Part II」、「Horizon」シリーズ、「Ghost of Tsushima」 など、数々のビックタイトルの音声収録を手掛ける。
2003年
Disneyチャンネル放送開始。シリーズ作品の吹替版制作需要が増える。
2007年
WOWOWとの取引を開始。字幕、吹替共にシリーズ作品を受注し始める。
2008年1月
出版部門、AC BOOKSを立ち上げ、書籍・雑誌の企画制作・販売を行う。
2014年
Netflix等配信サービス向けコンテンツの日本語版制作需要が爆発的に増える。
2015年
菊地謙が代表取締役社長就任。菊地浩司が代表取締役会長となる。
2020年
菊地浩司が会長を退任し、相談役就任。
Special Interview
ACクリエイト創業者 菊地浩司が語る
「映画は人生を豊かにする」 映画字幕翻訳の過去と未来
ACクリエイト株式会社の創業者 菊地浩司 相談役に、これまでの歩みと映画への想いなどを伺いました。
(インタビュー記事はこちら)
お祝いビデオメッセージをくださったみなさま
( 五十音順 / 敬称略 )
Andrea Riehle ( NBC Universal / Localization Senior Director )
井上 和彦 ( 声優 / B-Box )
井上 喜久子 ( 声優 /オフィスアネモネ )
大塚 明夫 ( 声優 /マウスプロモーション )
加瀬 康之 ( 声優 /大沢事務所 )
菅生 隆之 ( 声優 /フクダ&Co. )
Jacques Barreau ( TransPerfect / Dean of Dubbing )
Josh Jacobson ( Netflix / Dubbing Title Manager )
Scott McCarthy ( DreamWorks Animation / Vice President )
園崎 未恵 ( 声優 /フリー )
Tohru Iokibe ( Sony Pictures / Senior Vice President of IP Acceleration )
中村 悠一 ( 声優 /インテンション )
浪川 大輔 ( 声優 /ステイラック )
潘 めぐみ ( 声優 /アトミックモンキー )
堀内賢雄 ( 声優 /ケンユウオフィス)
Bruno Mello ( Netflix / Dubbing Title Manager )
Mark Howorth ( VSI Group / CEO )
Mari Nomura ( Netflix / Language Production Manager )
宮本 充 ( 声優 /劇団昴 )
森川 智之 ( 声優 /アクセルワン )
森田 順平 ( 声優 /マウスプロモーション )
山路和弘 ( 声優 /フリー)
Special thanks
戸田 奈津子 ( 通訳 / 字幕翻訳家 )
林 完治 ( 字幕翻訳家 )
石田 泰子 ( 字幕翻訳家 )
協力 / ビデオ・サイト制作:株式会社バカ・ザ・バッカ / インタビュー:池ノ辺直子 / テキスト:小倉靖史、佐々木尚絵 / スチール・ビデオ撮影: 藤本礼奈、岡本英理、 小林一三、野村秀樹