2020年1月から放送になる、大河ドラマ『麒麟がくる』の美濃編出演者の発表が3月7日(金)、NHKにて行われた。
大河ドラマでは初めて、明智光秀(長谷川博己)が主人公になり、謎めいたその前半生に光を当てて描くという。撮影は大河で初の4Kと力が入る。
ドラマの前半、光秀の故郷・美濃を舞台にした〈美濃編〉の出演者は、俳優、お笑い芸人、歌手……とバラエティー豊かなキャストが集まった。
「身震いするような、日本を代表するようなキャストで感無量」と制作統括の落合将プロデューサー。「戦国大河の決定版」として力を入れて池端俊策氏が脚本を執筆中と語った。
まず、明智光秀の家族たち
母・牧に石川さゆり
光秀の叔父・明智光安に西村まさ彦
美濃、斎藤道三関連のひとたち
光秀の主君・斎藤道三に本木雅弘
道三の娘・帰蝶(濃姫)に大河ドラマ初出演の沢尻エリカ
道三の嫡男・斎藤義龍(高政)に伊藤英明
土岐頼芸に尾美としのり
尾張、織田信長関連のひとたち
織田信長に染谷将太
信長の父・野田信秀に大河ドラマ初出演の高橋克典
信長のもり役・平手政秀に上杉祥三
そして、オリジナルキャラクターたち
京都の医師・望月東庵(生涯に渡って光秀を導くことになる。大のすごろく好き)に堺正章
東庵の助手・駒(戦災孤児。伝説の生き物・麒麟を信じている)に門脇麦
三河出身の農民・菊丸(神出鬼没、敵か味方かわからないが常に光秀を助ける)に、大河ドラマ初出演の岡村隆史
それぞれのコメントは以下の通り(コメント発言順、一部大意の部分あり)
門脇麦
「緊張はしていますが、なんだか楽しくなりそうな予感がします。台本が面白くて、これからの展開も楽しみでいい作品になるようがんばっていきたいと思います。駒は、このドラマのために作られたオリジナルキャラなので、その分、自由に動け、明智光秀の新しい像や、この時代の新しい視点を担えたらいいなと思います」
岡村隆史
「ド緊張しております。そしてみなさんも、お手持ちの資料をご覧になると、写真の段階からだいぶ浮いておりますが、とにかく大抜擢でございます。スタッフの方、演者の方々に叱られないよう、一所懸命台本だけはしっかり覚えようと思っております。わたくしの役は、演出の方からまだなにも知らなくていいと。言われたのは、それ以上、(髪の)横を刈り上げないでくれということだけを言われておりまして。今日は堺先生のほうから、あなたの役は、はまらなければすぐ死んじゃうよと言われましたので、最後まで演じ続けられるように頑張りたいと思います。」
「(大河に出演できるのは)チコちゃんのおかげと思っています。ちょっとでも叱られないように、迷惑かけないように歴史の勉強をはじめたが、しなくていいと言われ、いま、ボーッとしている状況でございますが、大河はじめてなので頑張りたいと思っています」
石川さゆり
「紅白歌合戦の空気はだいたいわかるんですが、大河は、はじめての空気感で、ドキドキわくわくしております。わたくしのいままで踏み込んだことのないところに踏み込んでいけることを楽しみにしています。“歌い手の感受性”が大河ドラマで有効に使えるように励んで参りたいと思います。わからないことは、エンタメ100年の堺さんに伺いながらやっていこうと思います」
西村まさ彦
「これまで、明智光安演じられた方を調べました。ほぼほぼいらしゃいませんでした。たった一名いらっしゃいました。わたくしは二番めということになります。この役を全国区に。どうかひとつ。応援をしていただきたく。この明智光安。明智光秀をしっかりと支えて見守り、そして、明智光安。どうぞよろしくお願いします」
高橋克典
「大河ドラマ初出演です。ずっと出たかったと思っていたので、せいいっぱい暴れてみたいと思っています」
上杉祥三
「ぼくは、『山河燃ゆ』から数えて、大河出演が10本目になります。10回やっても大河ドラマは毎回緊張します。その独特の緊張感が長年、大河を支えてきたんだと思います」
尾美としのり
「土岐頼芸、尾美としのり、音が一緒なんですね。なんか運命のようなものを感じて緊張しています」