Apr 15, 2022 column

第9回:今夏が待てないハリウッド大作『ブレット・トレイン』

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アメリカ側の製作チーム

『トレーニング デイ』の監督でデンゼル・ワシントンにアカデミー賞をもたらしたアントワーン・フークア監督は、得意のアクション映画で監督のみならず製作にもかかわり、去年12月にはNetflixとファーストルックのパートナーシップを結ぶなど、製作予定の作品群は社会派アクションを含め、勢いがいい。監督に抜擢されたのは映画『デッドプール2』や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の監督デヴィッド・リーチで、元バリバリのスタントマン。映画監督作品はこれが5作目だが、スタントのコーディネーターなどの経歴は83作品に及んでいて、とてつもなくアクションに長けた監督なのである。

この『ブレット・トレイン』のスタントはジャッキー・チェンのアクションにインスピレーションを得たそうで、まさに、新幹線のテーブルの下で乗客に迷惑をかけないように蹴ったり殴ったりするシーンなど、出来の悪い殺し屋たちのアクションシーンは笑いを誘わずにはいられない。