Jan 09, 2026 column

CCA作品賞受賞の『ワン・バトル・アフター・アナザー』に迫るNetflix優秀作品群 (vol.80)

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インターナショナルTV部門に食い込んだ日本発信「イクサガミ」の評価

Netflixはテレビ部門の受賞も目白押しで、「アドレセンス」がリミテッドシリーズ作品賞、テレビ映画/リミテッドシリーズ主演及び助演男優賞、助演女優賞を受賞。「セヴェランス」が、ドラマシリーズ助演男優賞を受賞している。テレビシリーズを牽引している俳優たちの笑顔が印象的だった授賞式。外国語シリーズ作品賞では「イカゲーム」が受賞したものの、日本発信の「イクサガミ」がノミネートされたのは快挙。

(著者撮影)

映像業界で広く読まれているデッドライン誌アワードライターのデスティニー・ジャクソンに、このシリーズの人気、そして、ノミネートにいたった批評家目線について聞いてみた。

「LSS (イクサガミの英語タイトルは “Last Samurai Standing”)がノミネーションに至った理由の一つは、批評家たちが最新の日本発信のポップカルチャーコンテンツに常に注目していること。それらは、どこかで西洋のポップカルチャー作品群とクロスオーバーしている点もあり、つねに高い関心を持っている。この作品は最近、最もヒットしたテレビ番組 (“SHOGUN 将軍”と“イカゲーム”) のフュージョンのような作品で、もちろん、“イカゲーム”より前に“LSS”の源はすでに存在しており、Netflixは配信視聴者のニーズに目をつけて、クリティックス・チョイスのTV批評家たちの目に行き届くような戦略を立ち上げていたと思う。“LSS”は作品そのもののペースを疑問に思う部分が多々あったが、主演男優、岡田准一の演技はすばらしく、評価に値する演技で見応えがあった。」

「イクサガミ」は受賞にはいたらなかったものの、今後も日本関係者作品がグローバルな舞台で駆け抜け、世界勝負の場に食い込んできてほしいと思う。

文 / 宮国訪香子