Aug 22, 2020 column

ケネス・ブラナーが世界的ベストセラーを映像化。おとぎ話とSFが織りなすアドベンチャー作品『アルテミスと妖精の身代金』

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SFと妖精。一見、相性がよろしくなさそうなこの組み合わせが実はベストマッチであると伝えてくる映画が、ディズニープラスで配信中の『アルテミスと妖精の身代金』だ。物語は、父親を誘拐された12歳の天才少年アルテミスが、ハイテクノロジーと魔法を用いた妖精達に知恵と肉体で挑むファンタジーアドベンチャーとなっている。

妖精といってまず想像するのは、ティンカーベルのような葉っぱ色のシンプルな衣類を身にまとう小さな人型。それが今作では、最新テクノロジーを駆使したスーツを身にまとった人間と同じ大きさの宇宙からの訪問者のようなスタイルだ。

しかも登場するのは、妖精=エルフだけではない。『ロード・オブ・ザ・リング』でお馴染みのドワーフ、ゴブリン、トロール、下半身が馬のケンタウロスまでお目見えする。

手にする武器は石ではなく、なんとレーザー銃。人間達と激しいバトルを繰り広げるアクションシーンもあれば、呪文を用いて魔法を使うファンタジーシーンもあるのだから、子供心をくすぐるアイテム満載の児童小説が世界的ベストセラーになったというのも納得なのだ。

ケネス・ブラナー監督によるファンタジーミステリー

原作となる『アルテミス・ファウル』シリーズを映画化するにあたって白羽の矢が立ったのは、物語の舞台となるアイルランド出身の俳優で監督のケネス・ブラナー。

もちろん、妖精の神話や伝承があるアイルランドをよく知るブラナー監督は適役だが、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』に出演した経験も活かせ、『シンデレラ』といった童話を映画化したことも今作の世界観を見事に表現できた要因となっている。

なにより主人公が、秘密の多い屋敷内で父親が誘拐された謎を解く物語なので、『オリエント急行殺人事件』や続編『ナイル殺人事件』といったミステリーがお得意のブラナー監督らしい大人も楽しめる構成であることも見所の一つ。

新人子役を支える一流キャストたち

物語の主人公である犯罪一家に育った天才的な12歳の少年アルテミスを演じるのは、1,200人の中からオーディションで選ばれたフェルディア・ショウ。『ジョーズ』の名優ロバート・ショウの孫だけあって、新人には到底思えない堂々たる演技を見せつけてくれる。

そんなアルテミスと運命的な出会いを果たす妖精警察のホリー・ショート隊員役には、『あと1センチの恋』でリリー・コリンズの少女時代を演じたララ・マクドネル。

まだあどけない二人をしっかりサポートするように彼らを取り巻くキャストは豪華。

イギリスを代表する大女優ジュディ・デンチがエルフのリーダーを務め、アイルランド出身のコリン・ファレルがアルテミスの父親役、『アナと雪の女王』のオラフの声で知られるジョシュ・ギャッドが小さな身体に憧れるドワーフ役とバラエティに富んでいる。

出来ることなら大スクリーンで堪能したい第一級ファンタジー・アドベンチャーを気軽に自宅で楽しめるなんて、これも未来だからなせる技 ? まだまだ先が作られそうな予感しかない。  

文 / 伊藤さとり(映画パーソナリティ)

作品情報
『アルテミスと妖精の身代金』

誘拐された父を救うため、代々続く犯罪一家の末裔で 12 歳の天才少年アルテミスが、誘拐犯から身代金として要求され た<アキュロス>という妖精界で最も強大な宝を奪おうと、天才的な頭脳で驚くべき危険な計画を編み出し、妖精たちを相 手に壮絶な頭脳戦を繰り広げるー。 本作は、オーエン・コルファーの全世界2500万部の ベストセラー小説「アルテミス・ファウル」シリーズを基に、伝説的な犯罪一家の血統の12歳の天才少年アルテミスが、父親の誘拐をきっかけに、人間の世界から隠れて地下世界で暮らす妖精たちを相手に、知恵を駆使した戦いを挑むファンタジーアドベンチャー映画です。監督は『シンデレラ』『マイティ・ソー』のケネ ス・ブラナー。
原作:『Artemis Fowl』オーエン・コルファー
監督:ケネス・ブラナー
出演:フェルディア・ショウ、ララ・マクドネル、ジョシュ・ギャッド、タマラ・スマートほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2020 Disney

8月14日(金)よりディズニープラスで独占配信中

ディズニープラス公式サイト :https://disneyplus.jp/

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