Jun 02, 2018 column

ハローキティから原作&ゲームネタまで!知っておきたいデップー厳選トリビア10選

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脇を支えるキャラクターたちのバックボーン

 

“デッドプール”の名付け親であり、デップーの親友的存在のウィーゼル。原作だとウィーゼルは学生時代にスパイダーマンことピーター・パーカーのクラスメイトだった過去があり、オズボーン社からの仕事をピーターと競り合ったライバルでもある。その後は武器商人業を闇で営み、様々な銃火器に精通している。

ウェイドの恋人ヴァネッサ・カーライルは、原作だと“コピーキャット”というミュータントだった。すでに第3弾の製作もアナウンスされているので、もしかして次作ではミュータント化される…のかも?!そういえば前作劇中にも一瞬後ろ姿で登場していた、自分の骨を武器にするミュータントのマロウも、もしかして第3弾で登場するのではと期待。

 

 

続編から満を持して登場したケーブルは、マーベル・ユニバースにとって最重要キャラクター。様々なコミックにキーパーソンとして出演し、実はマーベルの世界はケーブルを軸に動いているのではないかと言っても過言ではない。ケーブルを演じたジョシュ・ブローリンは『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18年)でサノス役としても出演しており、『デッドプール2』のどこかで、デップーから八方美人的な役回りを皮肉られるセリフは大変面白いので聞き逃しなく。

 

オタク連中を巧みに巻き込むプロデューサーのライアン

 

プロデューサーも務めるライアンは、『デッドプール』を大ヒットへ導いたことでAランクの役者へと昇格。おかげで周囲からの手のひら返しが凄まじいようだが、公開に至るまでは、ヴァイオレンス描写だけでなく下品すぎる下ネタや分かる人だけが分かれば良しとする小ネタやジョークなどで、「多大な予算を注ぎ込んだ自主映画レベルのクオリティになるのでは?」と、マーベルファン以外からは心配、揶揄されていた。しかし、全精力をデップーへ投入していたライアンはノンクレジットで脚本にも参加(続編からはクレジットを入れるよう自ら手配)して、実写映画化で世界的に大成功。商品パッケージ化でも目を光らせ、バカバカしいプロモーションをしているようで実はインターネットをバズらせるため緻密に計算されたネタを割り振り、劇場公開までの滞留時間にデップーの存在を忘れさせないようインプリンティングする目的でインパクト重視な宣伝活動をプランニングしている。ネット民を味方に付け、オタクたちとの相性良い素晴らしいプロデューサーにもなった。

 

他所の作品から小ネタ&大ネタのぶっ込みは変わらず

 

前作では青春映画『フェリスはある朝突然に』(86年)のマシュー・ブロデリックが観客に向かって語りまくる映画的文法破壊な展開をそのまんまエンディングでパクっていたデップー。続編でもデップー節として自分の物にしてしまった感が強いのだが、実はこの表現手法は原作コミックから行なわれているお約束で、黄色い吹き出しで読者へ話しかけてくる。そもそも『フェリスはある朝突然に』を大きくフィーチャーしているのは、ジョン・ヒューズ監督の作品の中で、いや、アメリカン・カルチャーを語る上で伝説的な映画でもあり、原作の『デッドプール』をクリエイトしたファビアン・ニシーザとロブ・ライフェルドの2人がジョン・ヒューズ監督の青春映画で思春期を過ごしたことが影響している。

その他にも細かく小ネタを紹介していったらキリがないので作品だけ羅列するが、『スター・ウォーズ』シリーズ、『96時間』シリーズ、『ブレイド3』、『ロボコップ』、『127時間』、『エルム街の悪夢』、『コクーン』、『グリーン・ランタン』、そして日本のアニメでは『百獣王ゴライオン』を観ておけば、前作の小ネタは大体カバーできる。で、続編に関してもいろいろ書きたいのは山々なんだけど…『デッドプール』は小ネタ探しも楽しいわけで、実際に自分の目で劇場にて確認して欲しい。相変わらずな怒涛の小ネタ無双に笑いが込み上げるはず。

 

 

セリーヌ・ディオンとの奇跡的なコラボレーション

 

ウェイド・ウィルソンは、ワム!というよりか、「ケアレス・ウイスパー」を歌うジョージ・マイケルの大ファンであり(ワム!の相方アンドリュー・リッジリーのことはどうやら認めてないらしい)、前作のエンディング曲で抜擢した理由は「映画館で『ケアレス・ウイスパー』をしっかり流して聴きたかった」というライアンのゴリ押しだった模様。この曲がエンディングで流れる一方、オープニングではジュース・ニュートンの「夜明けの天使」が流れる。両曲の共通点は”浮気からの別れ”なのだが…別にデップーはヴァネッサ一筋で浮気なんぞする気配もないのに一体なぜ?!

『デッドプール2』では、何を狂ったのかセリーヌ・ディオンがオリジナルのオープニングテーマ「Ashes(灰)」を熱唱し、デヴィッド・リーチ監督が演出、カメラを撮影監督のジョナサン・セラという『デッドプール2』チームがこの曲のミュージックビデオを作り上げ、その劇中ではセリーヌとデップーが共演するコラボレーションまで繰り広げられる。ライアンとセリーヌが同じカナダ人の共通点もある中、セリーヌの息子がデップーの大ファンだったこともジョイントできた要因の一つ。

 

 

『デッドプール2』でのカメオ出演は異常なほど豪華

 

前作以上に『デッドプール2』ではカメオ出演者が大量に増え、全米でもデップー旋風が巻き起こった足跡がうかがえる。毎度のことながらマーベルのボスことスタン・リーが登場する他、『X-MEN』チームがさりげないところで登場。さらに一瞬すぎるスター俳優たちを果たして見つけられるだろうか。『X-MEN』関連に無関係の彼らが出演した背景には、デヴィッド・リーチ監督がスタントマン時代、その俳優たちのスタントを担当して築き上げられた信頼関係性があり、ダメ元でオファーしたところ喜んで出演してくれたそうな。さらに『ジョン・ウィック』(14年)で一緒に仕事したキアヌ・リーヴスにもカメオ出演を依頼するが、別作品の仕事と被ってしまい未遂に終わる(笑)。と、まさに隠れキャラ的にノンクレジットで役者陣がモブ的に出演しているため、会話の情報量の多さに圧倒されながらも、スクリーンからの情報量も数多く仕込まれていることから、何度も鑑賞して見つける楽しさも続編にはあるのだ。

文/ジャンクハンター吉田

 

 

作品情報

 

映画『デッドプール2』

最愛の恋人ヴァネッサとの幸せな生活を取り戻し、お気楽さも絶好調のデッドプール。そんな彼の日常を脅かす強敵が現れた。未来から来たという“マシーン人間”ケーブルだ。ミュータントの孤児院で暮らす、強力なパワーを秘めた少年ラッセルを狙うケーブル。愛するヴァネッサのために“いいヤツ”になることに決めたデップーは、少年を守ることに。しかし、一人ではとても敵いそうもないと考えた彼は、特殊能力を持つメンバーを集めて、最強チーム“Xフォース”を結成する。しかしケーブルとの戦いは、予想もしない方向へ急展開していく。

映画『デッドプール2』
監督:デヴィッド・リーチ
出演:ライアン・レイノルズ ジョシュ・ブローリン モリーナ・バッカリン ジュリアン・デニソン ザジー・ビーツ T・J・ミラー ブリアナ・ヒルデブランド ジャック・ケーシー
配給:20世紀フォックス映画
© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation
© 2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
公開中
公式サイト:http://deadpool.jp/

 

 

 

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