浅⽥次郎の同名時代⼩説を実写化する、映画『大名倒産』。その主人公、“巻き込まれ系プリンス”小四郎を演じる神木隆之介が本日5月19日に30歳を迎え、誕生日を記念した特別映像が公開された。
ある日突然、徳川家康の子孫だと言われ、越後丹⽣⼭藩の若殿となる⻘年・松平⼩四郎(神⽊隆之介)。庶⺠から⼀国の殿様へと、まさにシンデレラストーリー︕かと思ったのもつかの間、実は越後丹⽣⼭藩は、25万両、現在の価値で借⾦100億を抱えるワケありビンボー藩だった!しかも、返済できなければ藩は倒産、小四郎は切腹と、いきなり絶体絶命の大ピンチ。
主⼈公・松平⼩四郎役を演じるのは、芸歴27年のキャリアと確かな実⼒を持ち、常に注⽬を集め続ける国⺠的俳優・神⽊隆之介。時代劇初主演の本作では、いきなり殿様になったと思ったら次々とピンチに見舞われる“巻き込まれ系プリンス”をコミカルに演じる。
この度公開された特別映像では、自分は徳川家康の子孫だという衝撃の事実を告げられ、驚きのあまり思わず大きな声をあげる姿や藩が巨額の借金を抱えていることを知り青ざめる姿など、神木が演じる、表情豊かな小四郎を楽しむことができる。
神木は小四郎の魅力について 「真面目すぎて、冗談を真に受けるようなところもありますが、誠実なヤツですよね」と表現する。小四郎を演じるにあたり「“馬鹿だなあ、こいつ”って思ってもらえるような役になればいいなと。撮影前、監督と『映画を観てくれる方が元気になってくれたら嬉しいよね』と話していました。現場でもクスッと笑えるところを入れていけたら」と語った。
キャスティングについて「観る人が親近感を抱く、等身大の配役」を意識したと明かす前田哲監督は「原作を読んでいるときから(小四郎役には)神木さんしか思い浮かばなかった。作品のテーマを背負う重厚さと同時に、現代からタイムスリップしたような軽やかさも兼ね備えていて。撮影中も、脚本にはないさりげない一言で、そこに生きている感じをナチュラルに出せる、プロフェッショナルな姿に感動しました」と話した。
映画『大名倒産』は、2023年6月23日(金)より全国公開。
越後・丹⽣⼭藩の鮭役⼈の⼦、間垣⼩四郎は、お⼈よし過ぎて商売上⼿とは⾔えないが、皆に愛され平和に暮らしていた。そんなある⽇、⼤勢の役⼈たちが家にやってくる。驚く⼩四郎に⽗・作兵衛が衝撃の事実を告げる。なんと彼は、〈松平〉⼩四郎――徳川家康の⾎を引く、丹⽣⼭藩主の跡継ぎだったのだ。さらに、実の⽗・⼀狐斎は⼩四郎に国を任せ、さっさと隠居。庶⺠から殿様へと突然、幸運を⼿にしたかのように⾒えた‥‥のもつかの間、実は丹⽣⼭藩は25万両(およそ100億円)もの借⾦を抱えるワケあり藩。困り果てる⼩四郎に、⼀狐斎は「⼤名倒産」を命じる。返済⽇に藩の倒産を宣⾔し、借⾦を踏み倒せば皆助かるというのだ。しかし‥‥実は⼀狐斎は、息⼦に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった。⼩四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ‥‥⼈⽣最⼤のトラブルに巻き込まれた若きプリンス、⼀体どうする!?
監督:前田哲
出演:神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ、小日向文世 、小手伸也、桜田通 、宮﨑あおい、浅野忠信 、 佐藤浩市 ほか
配給:松竹
© 2023『⼤名倒産』製作委員会
2023年6月23日(金) 全国公開