日本時間3月13日、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催された第95回アカデミー賞授賞式。映画『ナワリヌイ』が、本年度の最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞した。
最優秀長編ドキュメンタリー賞 DOCUMENTARY FEATURE FILM winner
『ナワリヌイ』
ロシア政府の暗部に切り込んだ緊迫のドキュメンタリー
2022年4月11日 米国初公開 全世界興行収入:107,024ドル (2023年3月13日時点)
ロシアのプーチン政権への批判で国内外の注目を集め、若者を中心とした反体制派から熱烈な支持を寄せられるカリスマ、アレクセイ・ナワリヌイ。
タイム誌の2012年版「世界で最も影響力のある100人」にも選出されたナワリヌイは、自らも政党を結成し、モスクワ市長選に出馬し大健闘。やがて政権の最大の敵となっていく。
2020年8月、彼は移動中の飛行機内で毒物によって昏睡状態に陥る。機体は急遽緊急着陸し、病院に搬送されるもナワリヌイは意識不明。病院側の反対を振り切りドイツの病院へ移送されると、そこで奇跡的に回復を遂げた。
様々な憶測が飛び交う中、体調が戻り始めた彼は、自ら調査チームを結成。自分に毒を盛ったのは一体何者なのか?暗殺未遂事件の影に潜む勢力を、信じられない手法を用いて暴いていく…。
ビジュアルアーティストとしても活躍するダニエル・ロアー監督は、暗殺未遂事件の直後からナワリヌイや家族、調査チームに密着し、本作を極秘裏に製作。事件の背後に何があったのか、そしてその後ナワリヌイがどんな手段を用いて自分を抹殺しようとした力を暴いていくのか。そのすべてをカメラは克明に記録していた。
連日ロシアによるウクライナ侵攻の惨状が世界中で報じられる一方、戦争反対の立場を表明したロシアの国内メディアは政府の圧力により次々と活動停止に追い込まれている。
強大な権威主義国家に立ち向かう闘いを捉えた本作は、絶対に今観るべきドキュメンタリーだ。
2020年、プーチン政権を批判するロシア人政治活動家、アレクセイ・ナワリヌイが飛行機内で突然瀕死の状態に陥る。奇跡的に一命を取り留めるも、何者かによる毒殺未遂事件であったことが発覚。ナワリヌイは自らチームを結成し、命懸けの調査を開始する。
監督:ダニエル・ロアー
出演:アレクセイ・ナワリヌイ、ユリヤ・ナワリヌイ、マリア・ペヴチク、クリスト・グローゼフ、レオニード・ポルコフほか
© 2022 Cable News Network, Inc. A WarnerMedia Company All Rights Reserved. Country of first publication United States of America.
U-NEXTほかにて配信中
公式サイト Navalny
視聴サイト U-NEXT