映画『⻄成ゴローの四億円』(22)などの監督を手がけ、俳優・脚本家としても活躍、映像劇団テンアンツの代表でもある上⻄雄大が、監督・脚本を務めた映画『宮古島物語ふたたヴィラ』。「ミラノ国際映画祭2021」で外国語映画最優秀男優賞(柴山勝也)、外国語映画最優秀作品賞を受賞を果たした本作の、予告映像とポスタービジュアルが公開された。
本作は、泊まれば心から願う再会が叶う場所「宮古島物語ふたたヴィラ」に集う、それぞれ心に願いを秘めた人たちの絆と再生を描いた物語。
バブル経済が破綻し、そのあおりを受けた大阪で不動産業を営む男・碧海貴吉は失意のまま大阪から宮古島にやって来る。自殺をしようとしたその時、亡くなった父・勘吉が現れ貴吉に叱咤する。勘吉はウミガメを見せた後「あの丘に小さなホテルを作れ。そしてその裏の砂浜にこのウミガメを放て・・・・そうしたらそこは人を救う再開の場となり、お前の人生も救ってくれる」と言って消えていく。
貴吉は、勘吉の言葉通りヴィラを建てる。やがてそこは泊まれば心から願う再会を叶えてくれる「ふたたヴィラ」と呼ばれるようになる。
時は流れ、宮古島へ降り立つ碧海陽葵。母と自分を捨てた父・貴吉を恨むが、その父が亡くなり、内縁の妻・甘潮優実に呼ばれ渋々来たのだった。貴吉の造り上げたヴィラに連れられ、そのヴィラに訪れる家族や島の住人達と触れ合う。それぞれの家族が「ふたたヴィラ」によって、ほつれた想いをほぐし新しい絆を紡いでいく。そんな中、陽葵は母・ジェニファーが、娘が自分から離れることを恐れ父について嘘をついていたことを知らされる・・・・。
この度公開された映像は、父・貴吉が亡くなり、島に戻った娘・陽葵が、父が一番好きな場所だったというビーチに訪れるところから始まる。父親に対して良い思い出がなかった娘は、父親が建てたヴィラに訪れる家族や島の住人達と触れ合っていく。母が認知症になり認識されない息子、新型コロナウイルスで亡くなった夫と再会を望む家族、行方不明になった娘を探す夫婦、それぞれの想いをつなぐ奇跡の物語が「ふたたヴィラ」で繰り広げられていく。
主演を務めるのは、2023年に芸歴61年を迎えた松原智恵子。松原は、1961年にニューフェイスとして日活に入社し、同年『夜の逃亡者』で映画デビュー。60年代の日活映画を駆け抜け、近年も北野武監督による映画『Dolls』(02)、中野量太監督『⻑いお別れ』(19)などに出演。上⻄雄大監督とのタッグは、映画『⻄成ゴローの四億円』に続いて2本目となる。
そのほか、上⻄が主宰する映像劇団テンアンツのメンバー、徳竹未夏、古川藍、映画『ねばぎば新世界』で上⻄とダブル主演した赤井英和、『⻄成ゴローの四億円』二部作(2022年順次公開)に出演している津田寛治や波岡一喜らが顔を揃える。
映画『宮古島物語ふたたヴィラ』は、3月18日(土)より公開。
バブル経済の破綻と共に、そのあおりを受けた大阪にて不動産業を営む男碧海貴吉は失意のまま大阪から宮古島にやって来る。自殺をしようとしたその時、亡くなった父・勘吉が現れ貴吉に叱咤する。ウミガメを見せた後「あの丘に小さなホテルを作れ。そしてその裏の砂浜にこのウミガメを放て・・・・そうしたらそこは人を救う再開の場となり、お前の人生も救ってくれる」と言って消えていく勘吉。勘吉の言葉通り、ヴィラを建てる貴吉。やがてそこは泊まれば心から願う再会を叶えてくれる「ふたたヴィラ」と呼ばれる。時は流れ、宮古島へ降り立つ碧海陽葵。母と自分を捨てた父・貴吉を恨むが、その父が亡くなり内縁の妻・甘潮優実に呼ばれ渋々来たのだった。貴吉の造り上げたヴィラに連れられ、そのヴィラに訪れる家族や島の住人達と触れ合う。それぞれの家族が「ふたたヴィラ」によって、ほつれた想いをほぐし新しい絆をゆく。そんな中、陽葵は、母・ジェニファーが娘が自分から離れることを恐れ父について嘘をついていたことを知らされる。甘潮から父貴吉の想いを聞き、陽葵は「ふたたヴィラ」継ぐことになる。
監督・脚本:上⻄雄大
出演:松原智恵子、柴山勝也、古川藍、徳竹未夏、上⻄雄大、赤井英和、津田寛治、ルビー・モレノ、高樹澪、丈、波岡一喜
配給:10ANTS
©︎上⻄雄大
2023年3月18日(土) 公開