『アメリカン・ハッスル』の3作品で25部門にも及ぶ作品を手掛けるデヴィッド・O・ラッセル監督が、満を持して贈る7年ぶりの最新作。クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、ラミ・マレック、そしてロバート・デ・ニーロら豪華キャストが集結した映画『アムステルダム』。
豪華キャスト陣に引けを取らず存在感を発揮するのが、「クイーンズ・ギャンビット」で一躍有名となり、出演作が続々公開される今旬女優のアニャ・テイラー=ジョイ。本作では『ボヘミアン・ラプソディ』でオスカーを受賞したラミ・マレックと夫婦役を演じている。アニャが劇中で着こなす1930年代のキュートなレトロファッションに注目したい。
本作でアニャが演じるのはラミ・マレック演じる資産家トムの妻リビー役。お金持ちで上流階級の中で生きるリビーは、夫に従順でありながらも強くてちょっぴり怖い一面もあるキャラクター。そんなアニャ演じるリビーは家でもおしゃれに抜かることなく、劇中では美しく煌びやかなレトロファッションを魅せている。1930年代らしいブラウスや膝下丈のスカート、バイアスカットのドレスを美しく着こなし、メイクも強気な性格を表現する真っ赤な口紅を引いている。
本作で衣装デザインを担当した J・R・ホウベーカーは、リビーのテーマカラーを“赤”に決めて、数々のドレスや洋服をデザインしていったという。
J・R・ホウベーカーは「アニャが演じたリビーの赤は、血のようでもあり心が明るくなる色でもあります。マーゴット・ロビーが演じたアーティスティックなヴァレリーは時代に反抗するパンツスーツなどを着ていますが、リビーは彼女とは対照的で30年代のハイエンドファッションの流行を取り入れたルックにしました。彼女は上流階級であり、リビーは当時のハイエンドな人たちが着ていたベルベットやシルクなど豪華な生地のドレスを着ているんです。リビー自身、上流階級でいるために、ハイエンドなファッションに固執しているという設定なので、そうしたキャラクター性を取り入れながら衣装を作っていきました」と、アニャが着こなすファッションについて解説。
そして神々しいブロンドの髪型にもこだわっており、ヘアスタイリングを担当したマッコイ・ベルは「リビーの何層にも重なるミルクメイドの三つ編みは、1930年代の主流なヘアスタイルではないです。でも強気で少し意地悪なリビーを表現するには、ぴったりの髪型にできたと思います」と明かし、ファッションやメイク、髪型に至るまで考え抜かれたトータルコーディネートが実現した。
本作だけでなくアニャの出演作は公開中の『キュリー夫人 天才科学者の愛と情熱』、11月18日(金)には『ザ・メニュー』も公開されるなど目白押しで、今最もハリウッドでスケジュールが抑えられない人気女優の一人となっている。
映画『アムステルダム』は、10月28日(金)より全国公開。
本作の舞台は1930年代。オランダのアムステルダムで出会った3人の親友はある殺人事件の濡れ衣を着せられ容疑者に。〈何があっても守り合う〉と誓っていた3人は事件に巻き込まれていく中で、やがて世界の歴史上、最も衝撃的な陰謀の中心にいる事に気が付いてしまう‥‥。
監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル
出演:クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、クリス・ロック、アニャ・テイラー=ジョイ、ゾーイ・サルダナ、マイク・マイヤーズ、マイケル・シャノン、ティモシー・オリファント、アンドレア・ライズボロー、テイラー・スウィフト、マティアス・スーナールツ、アレッサンドロ・ニヴォラ、ラミ・マレック、ロバート・デ・ニーロ
日本版声優:高橋広樹、三石琴乃、田村真、佐々木勝彦、三上哲、豊崎愛生、木村涼香、加藤美佐、細川祥央、谷昌樹、多田野曜平、斉藤次郎、赤坂柾之、岸本望
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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2022年10月28日(金) 全国公開