伊坂幸太郎の大ベストセラー小説「マリアビートル」を、ブラッド・ピット主演、『デッドプール2』のデヴィッド・リーチ監督でハリウッド映画化したミステリー・アクション、映画『ブレット・トレイン』。
この度、海外を拠点に活躍する日本人俳優のトップランナーでもある真田広之が本作のオファーを受けた理由、そしてブラッド・ピットとの初共演について語るインタビュー特別映像が公開された。
世界一運の悪い殺し屋レディバグが請けたミッション、それは東京発の超高速列車でブリーフケースを盗み、次の駅で降りること。簡単な仕事のはずが、次から次へと乗ってくる身に覚えのない殺し屋たちに命を狙われ、降りたくても、降りられない。最悪な状況の中、列車はレディバグと殺し屋たち、10人を乗せたまま終着点・京都に向かうが‥‥乗り合わせたはずの10人は、偶然ではなく、仕組まれた罠だった。やがて明らかになっていく、殺し屋たちの過去と因縁。そして終着点で待ち受ける世界最大の犯罪組織のボス=ホワイト・デスと対峙したとき、思いもよらぬ衝撃の展開が待ち受ける。
真田広之が演じたのは、なにかと“運命”を語りたがる剣の達人〈エルダー〉。一見慎ましく寡黙な男でありながら断固として家族を守るという多層的なキャラクターでもあるが、本作の出演は、以前一緒に仕事をしたデヴィッド・リーチ監督から、オファーという形でシナリオを送ってもらったことがきっかけだと言う。「(シナリオを)読んで非常に面白くて、ドラマもアクションもコメディも、いいバランスで書かれているなという思いがあって」「それをあの監督が撮るのであれば、絶対に面白い作品になるんだ、と思ったのでもう即答でしたね」「乗車します!って感じでした(笑)」と明かした。
日本の小説(「マリアビートル」伊坂幸太郎)が原作であることについては「うまいアダプテーションをされてて、映画のシナリオになっているなと思った」「自分とその息子役の“キムラ”。この2人が日本人ということで、そこのパートはしっかりしなきゃなと」と日本人として参加するプレッシャーも感じつつも同時に、リーチ監督が生み出す独自の日本世界観について「未来のおとぎ話的な日本で描かれてるなと思ったので、そこは逆にもう楽しんで」「基本的にはこの世界観を楽しもうという感じでした」とリーチ監督ならではの撮影現場を存分に楽しんだことを語った。
続いて、好きなシーンについて質問された真田は「レディバグのブラッドと絡んだシーン」だと回答。「2人の会話のシーンは非常に印象に残ってます」「ブラッドは毎回アドリブで毎テイク毎テイク違うセリフを言ってきたり、アプローチが変わったりするんですよね。なので注意深く聞いてないとリアクションを取れないし、(エルダーの)キャラクターで返さなきゃいけないっていう、そういうプレッシャーがありましたね」そして「本当にもう笑ってしまうぐらい面白いセリフを言ってくるので、危うく笑いそうになるんですけども、キャラクターをキープしないといけない」とその理由を述べた。
最後、ブラッド・ピットとの初共演については「カメラテストで顔合わせをした時からとてもフレンドリーで紳士的で親しみやすいと言いますか、コミュニケーション取りやすい、懐が広いと言いますか。とてもいい雰囲気の中で撮影が出来たので本当によかったと思いますね」と撮影当時を振り返った。
映画『ブレット・トレイン』は、9月1日(木)より全国公開。
世界で最も運の悪い殺し屋レディバグ。ブリーフケースを奪うよう謎の女性から電話越しに指令を受けたレディバグは、気合たっぷりに東京発・京都行の超高速列車に乗り込む。だがしかし、それは彼にとって人生最悪な120分間の始まりだった。弾丸列車と化した時速350キロメートルの車内で繰り広げられる、決死のバトル。予期せぬ最悪が折り重なり、終着点・京都に向けて絶望が加速する。
監督:デヴィッド・リーチ
原作:伊坂幸太郎「マリアビートル」(角川文庫刊)
出演:ブラッド・ピット、ジョーイ・キング、アーロン・テイラー=ジョンソン、ブライアン・タイリー・ヘンリー、アンドリュー・小路、真田広之、マイケル・シャノン、バッド・バニー(ベニート・A・マルティネス・オカシオ)、サンドラ・ブロック
吹替版声優:堀内賢雄、津田健次郎、関智一、木村昴、井上和彦、阪口周平、立川三貴、山本舞香 ほか
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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2022年9月1日(木) 全国公開
公式サイト bullettrain-movie.jp