『ゼロの焦点』、『のぼうの城』などで日本アカデミー賞監督賞を受賞、日本を代表する映画監督・犬童一心と、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』などで同賞脚本賞を受賞、『余命1ヶ月の花嫁』、『キセキ ーあの日のソビトー 』など、人と人との温かい繋がりや大切な人への想いを丁寧に描き続け、本作の原作者でもある斉藤ひろしが初のタッグを組み、〈人と犬の絆〉を描く感涙必至の感動作、映画『ハウ』。
主人公の民夫を演じるのは、『あなたの番です 劇場版』、『そして、バトンは渡された』など多くの大ヒット作に出演し、幅広い表現力で存在感を放つ田中圭。そして、もう1匹の主人公・ハウを演じるは、『南極物語』、『ハチ公物語』、『クイール』、『犬と私の10の約束』など数々の名だたる犬映画のドックトレーナーとして活躍し続けている宮忠臣から、本格トレーニングを受け、監督をも唸らせる演技を披露した俳優犬のベック。民夫と運命の出会いを果たし、優しく寄り添い、そっと支えるかけがえのない存在になっていくワンと鳴けない保護犬を好演している。
8月1日には完成披露上映会を実施し、田中やベックほか豪華キャスト陣の登壇でも話題を集めた本作。イベントでは、全国の愛犬家から寄せられた可愛い愛犬たちの映像と、映画本編のハウの活躍シーンとで構成された映像に、GReeeeNが本作のために書き下ろした主題歌「味方」が流れる、「映画『ハウ』オリジナル「味方」MV〜#ハウと癒し犬〜」がお披露目され、この度、WEB限定で改めて公開された。
ミュージックビデオに登場する映画本編シーンでは、民夫とハウの幸せな日常を始め、あるアクシデントから民夫のもとを離れることになってしまうハウが道中で出会う、さまざまな人たちとの交流の様子が切り取られている。ハウを愛おしそうに抱きしめたり、ボール遊びに大はしゃぎする姿を笑顔で見つめる民夫。近所に迷い込んだハウを家に招き入れ、優しく体を拭いてあげる志津(宮本信子)。ハウに背中の上をジャンプさせたり、自転車で並走してみせたりと息の合ったコンビネーションを見せる麻衣(長澤樹)。そのほか、行く先々で悩みや孤独を抱えた人々と触れ合いその心を癒していくハウだが、追い求めるのは大好きな民夫の声。ひとり寂しそうに海を見つめていたハウは、「もう一度、君に会いたい!」という一心で、民夫を目指して長い道のりを駆け抜けていく。
ミュージックビデオに登場するたくさんの愛らしい犬たちは、本作公開記念に実施した「愛犬投稿キャンペーン」にて全国から応募された、「愛犬の最高に癒された瞬間の写真や映像」。楽しそうに遊んだり気持ちよさそうに眠ったりと、まるで映画の中の民夫とハウのように、飼い主と愛犬たちのかけがえのない瞬間がコラージュされている。
そんな心温まる映像を彩るのは、GReeeeNが歌う主題歌「味方」。「合言葉は 『あのさぁ』『なんだよ』ほらね 本当に困った時に ずっとそばにいて 頷くことボクもさせて」─。爽やかなメロディに乗せて届けられる優しい歌詞が、何をするにもいつも一緒で常に寄り添い、互いにとって代えがたい存在である民夫とハウを思わせる、珠玉の一曲となっている。
さらに、完成披露上映会であわせて披露された、渾身のモザイクアート写真も公開。愛犬家たちから寄せられた「愛犬の最高に癒された瞬間の写真」約1万8千枚を使い、映画のポスターでもおなじみの、民夫とハウが愛おしそうに寄りそうビジュアルを再現。まさに人と犬の絆が感じられる、愛情たっぷりのモザイクアートが完成した。
映画『ハウ』は8月19日(金)より全国公開。なお、「味方」は8月19日(金)に配信リリースされる。
婚約者にあっさりフラれ、人生最悪な時を迎えていた市役所職員・赤西民夫。上司からの勧めで、飼い主に捨てられて保護犬になってしまった真っ白な大型犬を飼うことになってしまう。犬はワンと鳴けず「ハウッ」というかすれた声しか出せない。とびっきり人懐っこいこの犬を、民夫は“ハウ”と名付け、1人と1匹の優しくて温かい日々が始まった。いつしかかけがえのない存在となっていったハウと民夫の最高に幸せな時間はずっと続くと思っていたのだが‥‥そんな時、突然ハウが姿を消す。果たして、ハウと民夫はもう一度再会することができるのか。そこには、優しすぎる結末が待っていた。
監督:犬童一心
原作:「ハウ」斉藤ひろし(朝日文庫)
出演:田中圭、池田エライザ、野間口徹、渡辺真起子、モトーラ世理奈、深川麻衣、長澤樹、田中要次、利重剛、伊勢志摩、市川実和子、田畑智子、石田ゆり子(ナレーション)、石橋蓮司、宮本信子
配給:東映
©2022「ハウ」製作委員会
2022年8月19日(金) 全国公開
公式サイト haw-movie.com