主演・企画に中井貴一、共演に松山ケンイチ、北川景子といった日本を代表する俳優陣が集結。玉置浩二が書き下ろした「星路(みち)」が主題歌に決定した話題の映画『大河への道』。
「劇場内が笑いと涙と感動で一体になっていた気がします。脚本も役者さん達の演技も最高でした」、「とても良かった!コミカルさもありながらラストは涙、涙でした!」などと絶賛の声が挙がっており、映画鑑賞後の【満足度】は96.6%、【口コミ推奨度】は97.7%と驚異の満足度を記録。(5/20丸の内ピカデリー・初日鑑賞者アンケート ㈱バルク調べ)
そんな現在大ヒット上映中の本作から、伊能忠敬の亡き後、その志を受け継ぎ日本地図の完成に向けて尽力する伊能隊を映した本編映像が公開された。
伊能忠敬が測量し切れなかった地域の測量に臨む伊能隊の姿と、その測量で得た数値を地図に落とし込む、まさに【日本地図完成の舞台裏を支えていた名もなき者たちの道のり】を描いたシーン。日本初となる地図「大日本沿海輿地全図」は、現行の日本地図と比較しても、その誤差わずか0.2%。衛星も何もない200年前の江戸時代に、驚異の正確性を誇る地図を地球1周分の距離を歩いて測量し、日本地図を完成させた伊能忠敬とその部下たちが成し遂げた偉業の一端が垣間見える。修武格之進(和田正人)が一歩、一歩同じ歩幅で測量を進める様子を見て、測量に挑戦する又吉(松山ケンイチ)が足をつってしまう一幕もあり思わず笑ってしまう。
そして、その測量結果を地図に起こす場面では、「まず、測量したデータを下図に落とし込み点と点を結んで海岸線を描く事から始まる」と当時の制作工程を説明するナレーションが入っている通り、膨大な測量データを地図に起こしていく様子を映しており、途方もない緻密さが伴う作業だった事が映像からも見て取れる。
また、発売中の原作小説版「大河への道」は、映画公開の1週間ほど前から全国のリアル、ネット書店で売上比約200%と急進中。「映画も泣けたが原作も泣けた」「知的な冒険譚のような小説」と好評の声が多数上がっている。
映画『大河への道』は、全国公開中。
千葉県香取市役所では、観光促進として地元を盛り上げるために、“大河ドラマ”の開発プロジェクトが立ち上がる。主人公は伊能忠敬。そう、あの初めて日本地図を作ったことで有名な、郷土の偉人である。しかし、その脚本作りの最中に、ある驚くべき事実を発見してしまう。なんと伊能忠敬は、地図完成の3年前に亡くなっていたのだ。「伊能忠敬はドラマにならない。地図を完成させてないんだ!」「え、じゃあ、誰が?」舞台は江戸の下町へ。弟子たちに見守られ、伊能忠敬は日本地図の完成を見ることなく亡くなった。動かぬ師を囲んですすり泣く声が響く中、ある人物が意を決し発言する。「では、今しばらく先生には、生きていていただきましょうか‥‥」忠敬の志を継いで地図を完成させるために、弟子たちによる一世一代の隠密作戦が動き出す。そこには、歴史に埋もれた、涙なしには語れない感動のドラマがあった。
監督:中西健二
原作:立川志の輔「伊能忠敬物語−大河への道−」(2022年1月5日よりPARCO劇場にて再演/漫画版:小学館ビッグコミックオリジナル増刊号にて連載中)
出演:中井貴一、松山ケンイチ、北川景子
配給:松竹
©2022「大河への道」フィルムパートナーズ
2022年5月20日(金) 全国公開