今、最も新作を待たれる監督のひとり『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督4年ぶりの最新作、映画『ラストナイト・イン・ソーホー』。この度、監督の音楽へのこだわりを語る特別映像が公開された。
「若い頃は60年代の音楽にハマってた。両親のレコードを聴いてね。音楽はタイムマシンのように当時へと誘ってくれる」ライト監督がそう語るように、劇中では冒頭から60年代の楽曲が次々と流れる。レコードは至るところで登場し、周囲に馴染めず一人きりのエロイーズのヘッドホンから漏れ聞こえたり、ダンスや歌唱シーンはもちろん、それ以外のシーンでもストーリーや登場人物の心情に寄り添い、その楽曲の歌詞、背景をもって巧みに紡がれているところもポイントのひとつ。
60年代のソーホーで、歌手を夢見るサンディ役を演じたアニャは「エドガーは音楽と映画が大好きで周りの人に刺激を与えるの。音楽が時代や場所を定める。 手を引いてその世界を経験させてくれる感じね」と振り返る。ライト監督と共同脚本のクリスティ・ウィルソン=ケアンズは、彼が集めた音楽を聴きながら脚本を執筆。さらにキャストたちには脚本を読む時用のプレイリストを作成したという。
ホラーの帝王スティーヴン・キングは「捻りの効いたタイムトラベル。この作品は特別だ」とTwitterで投稿。その他、『ジョジョ・ラビット』監督のタイカ・ワイティティは「とても素晴らしくてスリリング」、『ザ・スーサイド・スクワッド』監督のジェームズ・ガンは「エドガー・ライトの手腕、経歴、キャスティング含め、最高の一作」、『クワイエット・プレイス』監督のジョン・クラシンスキーは「この美しくメロディアスな悪夢は、大好きなジャンルへのラブレターだ」と大絶賛が止まらない。
エドガー・ライト監督が60年代ロンドンとホラー映画への愛を込めて贈るタイムリープ・サイコ・ホラー、映画『ラストナイト・イン・ソーホー』は12月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほかにて全国公開。
ファッションデザイナーを夢見るエロイーズは、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、街の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りにつくと、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディに出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返すようになる。だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。さらに現実では謎の亡霊が現れ、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。果たして、殺人鬼は一体誰なのか、そして亡霊の目的とは?
監督:エドガー・ライト
出演:トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス、テレンス・スタンプ、マイケル・アジャオ ほか
配給:パルコ ユニバーサル映画
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2021年12月10日(金) TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほかにて全国公開
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